ALWAYS 三丁目の夕日64' 公開年: 2012年1月21日 制作:日本 評価:☆☆☆ 完了日:2015年5月1日 ラベル:ヒューマンニコ







大ヒット作『ALWAYS 三丁目の夕日』『ALWAYS 続 三丁目の夕日』の続編。


前作が大ヒットした理由は、みんながこの作品に夢や希望を抱いたからか。とくにこの時代に生まれてすらいない若者たちにとっては、「この時代、良かったんだね」と羨ましがっている様子がある。


監督の言葉
「この作品(シリーズ)は、かなりファンタジーとして描いている。だから、実際この時代がこんな感じだったかと言うと、そんなことはない」


現実って厳しいね。





さて、翻って続編の本作。


日本は少しずつ豊かになり始めていた。


子供向け複合雑誌『冒険少年ブック』で連載を執筆しているが、冴えない小説家の茶川竜之介(吉岡秀隆)。妻のヒロミ(小雪)と幼い頃に引き取った淳之介(須賀健太)の三人で暮らしている。





ある日、茶川の元に父親が危篤だという電報が届く。しかし、茶川は小説家になるために勘当同然で家を出てきたため、意地をはって帰ろうとしない。見かねたヒロミは、帰るべきだと強く勧めるのだった。


やっぱり、オヤジが病気してても、簡単には許してくれないな。そんなに怒っちゃ、脳の血管切れちゃうぜ。





一方、腕を火傷した六子(堀北真希)は、治療してくれた医師の菊池(森山未來)に恋心を抱いていた。


ボロ雑巾キャラが似合う茶川さんw


高校生になった淳之介。東大目指して、勉強を頑張ってる様子。おや、だけど何か隠してるようだぞ。


あーあ。男のプライド傷つけちゃった。





幸せってなんだろぅな。なんだろぅな。茶川は世間一般の幸せを淳之介に押し付ける。自分が苦労してる分、淳之介には幸せになってもらいたいと願っているのだ。


でも、翻ってみれば茶川自身、オヤジの言うこと聞かずに飛び出したクチなのにな。人間って勝手だよね。


いくら他人が「こっちの生き方の方が安全」だとか「絶対、こっちの方が良い」だとか言っても、本人が納得していなければ、幸せになんかなれやしない。


一旦は頭で理解したフリして他人の言うことに従ってやってみたとしても、段々と心は解離していく。我慢ならなくなるんだよね。毎日、違和感を覚えながら生きる、それって本当に幸せかな。



とりあえず、うまい醤油を用意しとくべきやな(by 明石家さんま)





怒髪天を衝くとはこういうことを言うのか!
なんだこのドタバタ(^^;


優しいなぁ、六子ちゃんは。気遣いが出来る女性。
そんなこんなで、茶川夫婦の間に赤ちゃんが生まれた。
だから、なんだこのドタバタ感は。





オジチャン、世紀の一芝居。またもや子供に教えられるオジチャン。気づけば、オヤジと同じことしてるし。もっと上手いやり方あったんとちゃいますか?


血は繋がっていないとは言え、似た者親子め。画して、バトンは受け継がれた。