君に届け 公開年:2010年9月25日 制作:日本 評価:☆☆☆ 完了日:2015年3月27日 ラベル:ラブストーリードキドキ







この思い  君に届け!





原作は、椎名軽穂の同名マンガより。





黒沼爽子(多部未華子)は女子高生。長い黒髪とその出で立ちから、みんなからは”貞子”とあだ名されていた。


彼女は、みんなの役に立ちたいとの思いを持っているのだが、やることなすこと裏目に出て逆にみんなを怖がらせてしまう。本人は普通にしているつもりでも、それが相手にとっては睨み付けられてるように見えるんだよね。なんとも不憫な子。





そんな爽子に対しても、分け隔てなく接してきてくれる奇特な人物がいた。同じクラスの風早翔太(三浦春馬)だ。


彼のアシストもあって、やがて爽子はクラスに馴染めるようになっていく。





さて、90年代後半~00年代前半の一部少女マンガは過激表現があって、保護者たちの眉をひそめさせるのに十分だった。そんな表現ばかりで、読者たちが食傷ぎみになっていたところに現れたのが本作だ。


安易で性急な性的接触描写に走ることなく、登場人物たちの気持ちを丁寧に描いている。読者たちはこれに飛び付いた。


少女マンガと言えば、その多くが恋愛に焦点が当たりがちだ。読者層の一番の関心がそこにあるから仕方ないんだけど。


だが、本作はいきなそこから入るのではなく、友情の部分からスポットライトを当てているのが良い。何をどうしたら友達と言える関係となるのか、友達って何?の部分から登場人物たちは立ち止まって考えるのだ。


あ、ほとんど原作の話ばかりしちゃった。





映画版爽子、スカート丈が短い。原作版はちゃんと膝丈だよ。そこに、ちゃんと校則を守る子という性格が表れているのに。


見た目はあれだが、ストーリーが進むごとにピュアでいい子だと分かってきて、読者の人たちにカワイイと愛されるようになってきたんだよね、爽子。守ってやりたい系女子。





女版、壁ドンだ!(笑)


なんで屋上でキズの手当てしてるのか、よく分からん。しかも、フェンス無しだし。


映画はやっぱり性急にならざるを得ない。展開早いなぁ。しょうがないとは言えな・・・。


タイミングが悪い男、風早w
いつも肝心なことが言えない。ハハッ。もどかしいな。


父ちゃん、ナイスアシスト!




アニメ版の方がより出来が良いよ。こっちも見てね。