はるにあえたよ 著者:原 京子 絵:はた こうしろう 出版社:ポプラ社 出版年:2007年3月 評価:☆☆☆ 完了日:2016年10月30日 ラベル:その他宇宙人








はーるがきーた
はーるがきーた
どーこーに来た~?





双子の子熊、マークとマータ。


冬眠から目を覚ました二匹は、まだ一歩も外に出たことがない。


そんな折り、二匹はおとうさんから春の存在を教えられる。




残念ながら、オス熊はこの絵本のように子育てなんかしないんだぜ。


自分の子孫を残すために子熊を殺すというじゃないか。それでメス熊の発情を促すんだと。クマこわーい





まだまだ寒い日が続くとあって、季節は冬。絵本はずっとモノクロの世界が続く。


そこに、「はる」という文字だけは暖かなピンク色をしている。すごく、春が待ち遠しくなる。





マークとマータは、親の許可を得て、春を探しに外へ出てみることに。


春はなかなか見つからない。だって、まだ寒いんだもん。というよりか、春がどんなものなのか自体、よく理解してない小熊たち。物じゃないんだよ、春というものは。


二匹は色々なところまで出掛け、春がどこにいるのか探し回る。





春を見つけた!その瞬間に色づく世界。


パァーっと明るい色が画面いっぱいに広がっていく。絵本ならではの効果。





可愛いから・可哀想だからと言って、この絵本のように野生動物に人間の食べ物をやってはいかんぞ。美味しい食べ物の味を覚えた彼らは、人間が住む街まで降りてきてしまうからな。