ティモシーとおじいちゃん 著者:ロン=ブルックス 訳者:むらまつ さだふみ 出版社:偕成社 出版年:1981年8月 評価:☆☆ 完了日:2016年9月25日 ラベル:その他宇宙人



 




みんな素敵なものを持っている
近くにありすぎて、気づきにくいだけなのさ






ティモシーは学校が好きではない。彼は友達もおらず、孤立していた。


だけど、ティモシーにはおじいちゃんがいる。彼らはよく散歩に出掛け、色々な話をしあったりした。





学校でのちょっとした発表会。みんなは自分が飼っているペットや見つけた素敵なものなどを発表していく。


だけど、ティモシーにはみんなに発表できるような、素敵なものなんてない・・・。


そうかな?他人から見たら素敵なものなんていくらでも持ってると思うぞ。自分が気づいていないだけで。


世の中、そういうことがよくある。
隣の芝生は青いってね。





舞台がイギリスだけあって、登場人物たちの衣装がThe イギリスな服装をしている。


ペン画でクロスハッチングされた絵にやさしい色合いで着色されている。この絵本は、作者がオーストラリアのドーセット州に滞在していたときに思い付いて出来たと言う。





うぅ~ん?なんか、これだけじゃちょっと納得しづらいなぁ。説得力が足りないかな。ティモシーがクラスメイトたちに溶け込み、学校のことが嫌ではなくなるというところが。


もっと、深いメッセージ性と言うものを期待していただけに残念だ。