私が入院した病院には、難病センターが併設されている。
入院期間中は担当の保健師さんが、毎日のように様子を見に来てくださった。
手術後5日から退院にむけて調整が始まった。

吸引回数が多い。
家族(主人、長男、母)への吸引指導をいつするか。
主人不在の火、水、木曜日をどうするか。
気管カニューレ(喉に入っている管)の交換は、どこが担うのか。

それ以外も色々あったが、
私や家族の意向を確認しながら
主治医、在宅主治医、ケアマネと何度となく連絡をとっていただいた。

3番目の誤算ー
本当に私の勉強不足。
吸引の出来るヘルパーさんの確保が大変な事は理解していた。
だけど、確保出来ればそれで来ていただけると思っていた。
吸引の出来るヘルパーさんは、
吸引講習の受講を終了した方で、依頼されると
まず、吸引指導資格を持った看護師の元、知識、手技のチェックが行われる。
問題が無いと判断されれば
実際に依頼のあった利用者の元へ、吸引指導資格を持った看護師と訪問し実施し、手技のチェックを最低2回受ける。
問題無ければ、県に書類を提出、県から許可が出てやっと訪問、吸引ができるようになる。ほぼー1ヶ月かかるというのだ。

そんなに待てないー
なんとか、早く帰りたい。
と、お願いした。

難病センターとケアマネさんの提案、御尽力のお陰で
吸引ヘルパーさんの調整が済むまで、火、水、木曜日の3日間はデイサービス、デイケアを利用し、吸引を対応していただくことになった。
利用施設の確保もしていただいた。
勿論、平行して吸引ヘルパーさんも2名確保、指導資格看護師さんとの調整も始まった。

本当に有り難かった。
気管切開の吸引対応をしていただけることに、感謝でいっぱいだった。

何より、難病センターの早い時期からの対応、ケアマネさんの早い動きに
ただただ感謝です。
それがなければ、年内の退院は叶わなかった。

そして、年末年始の介護の覚悟を決め
わがままを許してくれた家族ーありがとう!