先日、投入したIPコイル。
単純にイマドキのモノは全てにおいて性能がものすごく向上しています。
S15あたりからお馴染みのイグナイター内蔵なので、純正パワトラを排除して直結するだけになりスッキリ。
そしてなにより大きいのが、スパークの強さと安定度です。
もちろんセッティング変更せずとも大きな効果が得られますが、適正化したので備忘録を残します。
PowerFCでのセッティングなので粗いですが。。。LINK制御やりたい!!
まず電圧によってドエルタイムが変動しますので補正します。
S14純正とは変動が違うので、電圧ごとの補正テーブルをきちんと設定します。
電圧変動の資料は、IPコイルの説明書に明記されています。
一般的に14V時を100%として補正するので、14V=3.25ms基準で単純係数化するだけです。
といっても14Vから大きく外れるような状態は、普通ではないので、あまり意味はないパラメータですね(笑)
とても大切なのが、ドエルタイムの設定です。
電池的に言えば、チャージ時間ですね(実際はコイルなので飽和するまでの時間)。
昔のコイルは長くチャージしても、すぐ満杯になって飽和し、飽和すると発熱して壊れます。
イマドキコイルは、キャパが大きいのでかなりチャージしても飽和せず、発熱もしません。
このあたりの正確な情報はそれほど出回っていませんが、ジュラテック(ブルーフォースさんですね)さんがデータを公開されてたので参考にさせてもらいました。
たとえば8000rpmの時、2.19msが無難なところだったのが、3.40msまで引き上げても全く問題ありません。
このセットはジュラテックさん公開のものより、さらにマージンを見ているので、まだ増やしてもおそらく何も問題ないと思います。
(メーカーサイトでは「ドエルタム:4.0ms(13.5V)」と記載されているので余裕でしょう)
ちょっと面倒くさいのは、一般的にドエルタイムは時間で表現するんですが、PowerFCは角度で表現するとこです。
点火時期の何度手前からチャージするか?という表現になりますね。
僕なりの計算。
回転数÷60して、rpmからrpsに換算。
次に回転数rpsに360度を掛けて角度degに換算し、1000で割ってmsにし、回転速度deg/msとします。
最後に、ドエルタイムmsを、回転速度deg/msで割り、ドエル角に換算します。
IPや5-0Igniteなどの35GTR系コイルを入れて、フルコンも入れている方は、ぜひドエルタイムも変更してみてください。
かなりトルク出て回転が落ち着きます。。。チャンガラさが少なくなりますねw
完全ド素人な無知のDIYセットですので、気をつけてください。