$縮まらない『何か』を僕らは知っている
To (melt into)/THE NOVEMBERS (2011)

ヘッドフォン彼岸で散る青

1. 永遠の複製
2. 彼岸で散る青
3. 瓦礫の上で
4. はじまりの教会
5. 37.2°
6. ニールの灰に
7. 日々の剥製
8. 終わらない境界
9. holy

3rd full album 「To (melt into)」
1st single 「(Two) into holy」
2011年8月3日(水) 2枚同時発売


$縮まらない『何か』を僕らは知っている


◆Skream!:DISK REVIEW
THE NOVEMBERS / To (melt into)
 THE NOVEMBERS、1年5ヶ月ぶりとなる新作はシングルとアルバムの2枚同時発売。こちらはアルバム盤。前作『Misstopia』で見せた、光とメロディを一斉放射する煌々とした希望の世界から一変、“より良く生きるために”という、より身近なことを歌った作品。だが、まったくもって身近な世界観にはならないのは、小林祐介(Vo&Gt)という人の眼は、私たちとは比べ物にならないほど薄いフィルターを通して世の中を見ているからだろう。当たり前に接しているこの世界にさえも一切従順にならず、疑い、牙を剥く。愛や希望を持って日々を生きることはこんなにもシリアスでなければならないのか、痛々しいほど率直な切り口に心が震えた。私たちの分厚いフィルターで守られた眼にはあまりに痛く、そして厳しい。 (島根 希実)


[ototoy] 特集:小林祐介(THE NOVEMBERS)×下津光史(踊ってばかりの国)対談
 共にこれからの日本のバンド・シーンを担う逸材として期待されているTHE NOVEMBERSと踊ってばかりの国。今年、踊ってばかりの国のツアーにTHE NOVEMBERSが参加する形で初共演を果たした両者は、一見接点がなさそうに見えるものも、そのディープな歌詞の世界観からも伺える、音や言葉に対するこだわりには通じるものが非常に多かったようだ。そこで、今回はTHE NOVEMBERSの新作、ファースト・シングル『(Two) into holy』と、サード・アルバム『To (melt into)』の発売に合わせ、両バンドのフロントマンによる対談を行った。理論派の先輩・小林と、感覚派の後輩・下津というキャラ立ちもはっきりした2人の対話は、その内容も多岐に渡り、非常に充実したものになったと思う。
(インタビュー&文:金子 厚武)

◆ナタリー:[Power Push] THE NOVEMBERS
シングル&アルバム同時発売、小林祐介の劇的な変化とは?

◆VIBE:INTERVIEW(THE NOVEMBERS / ノーベンバーズ)
僕が目の前で起こっていることを、ちゃんと見ていたい、そしてそれから自分が感じることをちゃんと肯定したいっていう、そういう素直な作品だと思っています。


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