縮まらない『何か』を僕らは知っている-ヘヴン
ヘヴン/川上未映子 講談社 (2009)



驚愕と衝撃!圧倒的感動!
「僕とコジマの友情は永遠に続くはずだった。もし彼らが僕たちを放っておいてくれたなら――」

涙がとめどなく流れる――。
善悪の根源を問う、著者初の長篇小説

「苛められ、暴力をふるわれ、なぜ僕はそれに従うことしかできないのだろう」
彼女は言う。苦しみを、弱さを受け入れたわたしたちこそが正義なのだ、と。彼は言う。できごとに良いも悪いもない。すべては結果にすぎないのだ、と。ただあてのない涙がぽろぽろとこぼれ、少年の頬を濡らす。少年の、痛みを抱えた目に映る「世界」に、救いはあるのか――。



縮まらない『何か』を僕らは知っている-川上未映子


縮まらない『何か』を僕らは知っている-川上未映子


2009年9月2日 「ヘヴン」発売



川上未映子さんは、映画「パンドラの匣」に出演しています。


縮まらない『何か』を僕らは知っている


映画~パンドラの匣|縮まらない『何か』を僕らは知っている


2009年10月10日より 映画「パンドラの匣」公開