( )/Sigur Ros(2002)
Untitled 8/Sigur Ros
緩やかなリズム・フィギュアに乗り、雄大なタイム・スパンで徐々にクレシェンドしダイナミズムを増していくサウンド・スケープ。まるで光の洪水の中でのまどろみのような。しかし、「一音――その響きと音色をどこまで大切に、繊細に捉えることが出来るか?」という揺るぎない命題があるから、彼らの音楽にはベタ塗り感や圧迫感が希薄だ。タイトルなし、全曲無題、特定の言語すらなし。前作以上に柔らかく、恐ろしくなるほど透明に澄んだ、唯々雄弁な音だけがそびえ立っている。
シガー・ロスのアルバムでは、
このアルバムが一番好きです。
曲はアルバム最後の曲で、
最初から通して
聴くと更に良い曲になります。
(70分強ですが・・・。)