私の日記であるこのようなブログを、興味を持って読んで下さる方がいらっしゃるとしたら、
入所日に母を連れ出した際の車中での、夫の発言
「施設を見学したいな」
は、唐突と思われたかと。
夫の母は他県の特養に入居しています。95歳になりました。
認知症がかなり進んでいますが、とても穏やか。
昨年亡くなった義父と二人、10年くらい前に住み慣れた家を離れました。誰に強制された訳でも無く、今後、子どもたちに迷惑をかけないようにと、二人の判断で決めました。初めはサ高住への入所でしたが、介護度が進み、グループ内の特養に落ち着きました。
私の両親とは大違い。
母はそんな義母を敬愛しています。
私が実家に滞在している最中に、夫は義母と面会しました。その際に夫から送られてきたツーショットの写真を母に見せ、義母の話で盛り上がりました。
すると、突然、義母と同じ施設なら行ってもいいな、と言い出したのです。
私は、母はとにかく実家を離れるのが嫌。施設そのものに拒否反応があり、寂しくても実家で自由に暮らす方がマシと考えているのだと思っていました。
でも、知る人もいない未知の場に飛び込まされ、そこで上手くいく自信がない。
のが拒否する一番の理由だったのかな。
上手く表現できませんが、自分の家か施設かではなく、自分にとって安心できる場はどこかなのか、という感じでしょうか。
とにかく、騙してでも母を施設に連れて行かなければ。どうしよう。
と、悩んでいた私は、
義母がある理由により、他の施設への移動を考えている。母が入所予定だった施設を候補にしてもらえたらいいね。
と嘘をつき、夫にも協力を求めたのです。
心は痛みましたが、入所予定の施設に対して全く関心を持たなかった母が、義母が入所するかもとなると説明を聞くようになりました。
そういったくだりが有りの、当日でした。
私も夫も素人です。完璧な演技など出来る訳もなく。
怪しみ抵抗する母を何とか入り口まで連れて行き、また嘘をついてその場を離れました。
母は私たちがすぐに戻ってくると信じたのかな?
信じたかったのか?
私は母を裏切りました。
母からの電話で罵倒されたけど。どうすれば良かったのかな。
母に、騙したな!って叫ばれた声は忘れられない。