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ウサコですにっこり



インフル、コロナ、胃腸炎と感染症が流行っています。感染症対策、しっかりしていきましょうねにっこり



 

 


 

 




長男の病気の続きのお話です。




ICUで心臓が止まり、緊急手術。

手術時間はかなり長いものでした。手術から戻ってきた長男の体には点滴の管、心臓には人工心肺装置が付けられ、強い麻酔で眠らされている。ちょっとでも動くと心臓に負担がかかるから?



その後も、手術を重ねトータルで4回ほど手術をしたでしょうか。



その間も麻酔で眠らされている。

入院して10日程たった時の小児科医の文↓



結構キツイこと言われてます。



18年前は劇症型心筋炎の治療方法がまだ、これを使えば良くなるというものが無かったようで、とりあえずこの薬を使ってみます。これを試してみますという状態でした。



人工心肺はずっとは付けていられない。外さないといけない時がきましたが、心臓が補助なくても動き続けることができるのか。そんな状態でいちかばちかな状態で外しました。



もうドキドキでいてもたってもいられない。



長男の心臓は頑張って動き続けてくれたのです。



もう嬉しくて嬉しくて。

でも2週間位も強い麻酔で眠らされていた長男の体は酷いもので、手足は棒のように固まり、動かせる状態ではない。麻酔から目覚めても朦朧としていて目の動きも定まらない。こっちから何を言っても反応がない。心臓が止まっていた時間があるので(どれ位止まっていたかはよくわかりません)脳に障害が残ったのかもしれない。



心臓は回復してくれましたが、障害が残ってしまったのだと愕然としました。



まだ全然普通じゃないのに、ICUに置いておけないとのことで、入院をして約1ヶ月程で一般病棟ヘ。



まだ言葉を発しない、喋らない長男は嫌なことがあると舌打ちをして「キーキー」言ってお医者さんや看護師さんに威嚇をする。



そんな状態が1週間程続きました。

医師からは「まだ麻酔が抜けてないかもしれません。様子を見ましょう。筋肉も無くなってしまったので、リハビリをして歩けるようになるのは半年後位かかると思います」と言われ、またまた愕然としました。



そんな時、息子とテレビを見ていたんです。いつもならテレビを見ていてもボッーっと見ているだけなのに面白かったんでしょう。その時笑ったんです。

衝撃的でした。いつもは表情を変えない長男が笑ったんですから。



それからの回復は半端なく、順調に回復していったんです。威嚇することもなくなり、以前の長男に戻りました。半年ほど歩けないと言われていたのに、1ヶ月で歩けるように。長男の回復ぶりには医師たちも驚いていました。



入院をして、約3ヶ月で退院することもでき、奇跡的に脳に以上もなく、筋肉も順調に回復してくれました。



長男が今こうして元気に生きていられるのは奇跡に近いものがあります。



救急センターで見てくれたお医者さんが、「点滴したのでもう大丈夫です」と言って家に帰されていたら、救急担当の病院で胃腸炎と言われそのまま入院していたら、、、考えただけでゾッとします。



きっとすでに亡くなっていたでしょう。。。



その当時、劇症型心筋炎なった患者さんは5人に1人が命を落とすと言われていた病気です。



長男に関わってくださった皆様一人一人に感謝してもしきれません。



26歳になった長男。今だに小児科に通っているのは、医師から、

「ずっと見させてください。あの頃のチームのみんなで、〇〇くんをずっといていこうと話していたんです。なのでずっと見させてください」と。その話は最近、担当の医師から言われました。



長男は半年に1回の受診。薬は当時からずっと同じ薬、同じ量を飲み続けています。おそらくこれから先もずっと。



運動制限をされていた小学校時代。体育はやってよい運動とだめな運動がありました。



中学になり、「テチス部に入りたい」と。

医師からは、「途中で辞めなきゃいけない場合もあるかもしれないよ。顧問の先生とよく相談してね」と言われましたが、テニス部に入部。



中学のテニス部が結構強くて、練習もかなり厳しかったのですが、3年間何事もな続けることができました。レギュラーにもなり大会で入賞したりとかなり充実したようです。



あんなに大変な思いをしましたが、大きくなるにつれて体も丈夫になり、もともと小さい時から風邪もほとんど引かないような丈夫な子でしたから、回復も早かったのでしょうか。この子の生命力が強かったのかもしれません。



人はいつ何が起こるかわかりません。病気って本当に怖いです。ちょっとでも調子が悪い時は病院へ行くのって大事ですね。



大病をしてからの長男はちょっとでも体調が悪いとすぐに病院へ行きたがります。そりゃ、あんだけ大変な思いをしましたからね。



体には手術の跡が大きく残っています。が、奇跡的に脳への障害もなく、臓器にも異常がなく正常に機能をしています。よく頑張ったね。ありがとうにっこり



長文にお付き合いいただきありがとうございますm(_ _)m