辿り着くのは結局… | 佐藤 祐介 

佐藤 祐介 

新たな人生へ

後期開幕は、2-3で負けました。


監督不在、外国人選手も足りない、


今後のチーム状況が決まっていない中での、


勝利は簡単ではありません。


当然の結果だったと思います。



前期のチーム内のMVPに選ばれました。


とても意外でした。


試合には出ていましたが、


チームから評価されているとは、


思っていなかったので。



「いつも100%の力をチームの為に、


捧げてくれて感謝している。そしてこれから、


もっと今以上にチームの為に、


持っている力を出してほしい」と。



僕等は自己評価ではなく、


他者評価で生きています。


自己評価では成り立たない世界です。


評価の仕方は様々ですが、


こういった形で、直接言葉で伝えられる事は、


本当にうれしかったです。


心が軽くなるというのは、


こういう感じなんだなと実感した瞬間でもありました。




チームに対する不信感が、


これでなくなった訳ではありません。


問題はたくさんあります。


だけど、チームに納得がいかなくても、


契約されている立場上、


僕等は受け入れるしかありません。



それが出来ないなら、チームを去るしかありません。



だけど、選手がそういった行動を、


簡単に出来ない事も、チームは知っています。


これが契約社会の難しさでもあります。



自分の考えを貫いてやることは大切ですが、


自分の考えを伝えるには、どんな環境でも、


やり抜いていくことも必要です。



不満があり、チームを去るのは簡単です。


だけど、そうすれば自分を表現する場を失ってしまいます。



だから、こういった状況でも、


プロとしてやれる場所があるなら、


今与えられた環境で、やるしかありません。



ここで、投げやりになったら、


どこに行っても、どの職業に就いても、


同じ事を繰り返してしまうだけだと思います。



チームの感謝の気持ちに応えるためには、


これからも試合に出ないといけません。



だから、今はこういった状況でも、


チームの為に頑張っていきます。


たくさん悩みましたが、辿り着く答えは、


結局変わりません。



生きていくと言う事は、


こういう事の繰り返しかもしれません。


難しいようで、


実はすごく単純な事だったと思う事が、


多いような気がします。


今週も頑張ります。