そうだ、サバ食いに行こう。③ | ごーいんぐまいうぇい!

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ふらりふらりと気の向くままに。日々迷走。ときどき暴走。とある自転車乗りのひとりごと。

起床は7:30.

普段のツーリング旅行よりもゆっくりと寝たおかげもあり、目覚めはスッキリ。

とりあえず顔を洗ってから、食堂用トレーラーへ向かう。

 

出てきたのは味醂干しときんぴらごぼうに、みそ汁と漬物。

これぞ朝食というメニューだ。

 

ゆっくりと朝食を楽しみつつ、天気予報を確認する。

関東は朝から雨が降っているようだが、東北は昼すぎまでは天気がもちそうだ。

 

この日の走行プランはほぼ未定。

少しだけ北向きに走ってから内陸の新幹線駅を終着点にするつもりではあるが、明確な目的地、経由地は決めていない。

 

というわけで、海岸沿いを走り始める。

この日も天気は上々。

平日かつ、観光地からも離れているため、後続車はおろか、前方からすれ違う車にもめったに遭遇しない。

これぞ平日の地方ツーリングの醍醐味である。

都心の人ごみに疲れてくると、こういう景色を求めてフラッと走りに出たくなる。

 

補給地点は少ないものの、のんびり走っていればそれほど消耗するようなハードなコースでもない。先を急ぐ旅でもないので、景色を楽しみつつのんびりと走る。

 

女川以北のエリアについては、今なお復興作業中の景色が強く印象に残った。

真新しい防波堤に、嵩増し工事中の川の堤防。

そんな景色も、北上川を遡っていけば日常風景が帰ってくる。

 

のんびりと走っているうちに、時間は11時過ぎ。

少し早いが、道の駅 上品の郷でサバだしラーメンを食べる。

興味本位での注文だったが、このラーメンが非常に美味しかった。

見た目はさっぱり系の醤油ラーメンなのだが、サバの風味がくどくない程度に効いている。

ライド時の飯の美味さは普段の3割増し(当社比)補正がかかることが多いが、それを差し置いてもまた食べに行きたくなる味だった。

 

さて、ここから先は、市街地を大崎市に向かって走るだけ。

特に終着点のこだわりもなかったので、なんとなく地図上で目に付いた古川駅を目的地とし、13時半には到着。

今回のライドは終わった。

 

 

振り返ってみれば、金華サバを食べに行くだけのライドのつもりが、図らずも東日本大震災の被災地をめぐることになっていたわけだが、平成のうちに訪れることができてよかったのかなとは思う。

令和は、平和だといいですね。