つな缶 -2ページ目

寄木の額縁

向かい合わせ、枠越しに、

感知できる…光、熱、音

言語が思考を媒介してる

伝わり合え、ふたりの…

ふたりの…

私自身が、すごく、深い

その奥に、もう届いてる

信じる気持ちが、本物をつくりだす

いつまでも、本物でいて？

何でよ

今日はみんな、
脳内ザワザワしちゃうでしょ？

怖い
戻れない
ドキドキ
巻き込まれてるの

しー、静かに
バレちゃうでしょ？

物理じゃないの

形も、熱も、光も超えて

心と心を伝え合う媒質は…

愛でいいのでは？

暗すぎる闇には
キラキラは突き刺さる

だからもっと
ふんわり優しく…照らして

ねぇ、あなたがそこにいて
息をして、生きていてくれて
私は…私は、あたたかいから

助ける力、いっぱいあるの
いっぱいいっぱい、あるの

深い深い、森の奥に
忽然と佇む、モダンな邸宅

無機質で、それでいて洗練されていて、
不思議と自然とも調和しているという…

当たり前よね
私たちの創った、秘密の住処

ねぇ、あなた？

愛に代わるものが、
あるとしたら？

あなたを想う、
気持ちがまさにそれで…

もういいのよ
これでよかったの

代々続く関係を

もう終わりにして

命の目的を見つめ直して！

見返りはいらない

たとえ、
装いが変わっても

全て理解できるの

この気持ちが、愛じゃないなら
世界のどこにも愛なんて存在しない

移ろいゆくものは、

色を変え、形を変え、苦難を打ち破る

変わらないものは、

強く伸び、優しく広がり…まるで永遠

今日も命は囁き合う
明日も…
たとえ命を失くしても