ご訪問ありがとうございます。
これから台風が来るという事です。
皆様、お気をつけてください。
前回に続き平成30年3月20日、武蔵浦和サウスピアで開催されました医療講演会からの
一部内容を掲載いたします。
演題 【パーキンソン病の症状と治療】
講師 西川 典子 先生
国立精神・神経医療研究センター病院・神経内科医師
L-ドパとガーナスタディ(前回の続き)
ウェアリング・オフやジスキネジアは、運動合併症と言われ、皆さんが一番嫌だなと思われているものかもしれません。これらの危険因子ですが、少し若く発症された方、55歳未満で発症された方の場合は非常に薬の効きが良いという事もあり、危険因子とされます。
沢山使われている方、L-ドパが800mgや1000mg、1200mgと使っている方は、やはりジスキネジアが出やすい。
低体重の方、パーキンソン病になると自然と痩せてしまう方が多いのですが、体重が40kgを下回っている方はジスキネジアが出やすい。
又、北米地域、アメリカ、カナダの方は、薬を沢山飲む方が多いです。身体が出来るだけ動けるように、ジスキネジアが出ても動きたいと言うのと、通院頻度・通院回数・通院アクセスが日本ほど良くない、半年に一度しか主治医に会えないといったところで、治療の調整がうまくいっていないというところもあるかもしれません。
女性も低体重と関係するかもしれません。
こういったものが、リスクだといわれています。