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今日の埼玉地方、どんよりとして模様
暖かい物が欲しくなりますね
前回に続き平成30年3月20日、武蔵浦和サウスピアで開催されました医療講演会からの
一部内容を掲載いたします。
演題 【パーキンソン病の症状と治療】
講師 西川 典子 先生
国立精神・神経医療研究センター病院・神経内科医師
Lドパとガーナスタディ (前回の続き)
L-ドパは、こわくない
飲み始めの副作用は殆ど無い
毒性は否定されている
少量から始めて、必要十分量まで増やす。
良く効く(症状が軽くなる)
安価
運動合併症は治療開始によって生じるのでは無い。
治療開始が遅れるガーナと差が無い。
これは神経毒性を否定した臨床試験のELドパスタディと言うものです。
最初の所からプラセボを飲んだグループとL-ドパ150mlで治療したグループ、300ml、600ml
で治療したグループ。
約1年、40週治療し、そのあとお薬を止めて頂きました。
治療効果あった150ml、300mlや600mlの群に関しては、薬を止めてもプラセボのグループと同じほど悪くならないのです。
お薬でしっかり1年間治療したグループは、止めても悪くならない。
薬を飲まなかったプラセボのグループは、少しづつ症状が悪くなり、薬を飲んでいたグループとは歴然とした差が生まれてしまった…と。
薬を飲んでいた人たちが悪くなるわけではない。
(プラセボとは:偽薬・有効成分を含まない治療効果のない薬の事)
次回に続きます
シェリーです よろしくね