皆様、こんにちは
ご訪問、ありがとうございます。
今日は、昨年2017年5月の《埼玉県パーキンソン病友の会総会》で開催された医療講演から、質疑応答の内容の一部を記載したいと思います。
『ここまで良くなるパーキンソン病』の演題で
国立精神神経センター病院・病院長 村田 美穂先生を講師にお迎えしての講演会でした。
質問:
≪Ips細胞治療の最近の動向とその他最新の治療薬について事例が有れば教えてください。≫
先生:
≪iPS細胞の治療というのは、移植の事をおっしゃっていると思いますが、それは一応2018年に治験が始まる事にはなっています。6例で、2年間経過観察を行います。
例えばDBSの手術というのは、手術をしたらその場で症状が改善しますが、ipsというのは
移植をしてネットワークを作っていく為か、効果がはっきり出るまでに半年位かかる様なのです。翌日すぐには、全くでないわけではないかもしれませんが、少しづつ上がっていくのです。
ですから半年から1年後に効果がマックスになるような予測でして、2年間フォローという事になっています。
その次のフェーズをどういう形でやるか、まだ良く分かりません。
普通ですと6人で治験が終わるという事はあり得ません。最近では、パーキンソンとは違う病気で、もっと患者さんの数が少ないような病気ですと、最初にある程度効果が有れば、そのまま認可してしまって普通の保険診療の中で治療する事があります。
数年後にもう一度評価をして、効果があるのか無いのか、あるいは副作用が無いのかを評価し直す、と言う様なやり方を使うこともあります。その方が製薬会社にとってはコストダウンが出来ますからこの形を取るかもしれないですし。ちょっとそこは分かりません。≫
このご質問対しての先生のお話の続きは、次回に・・
埼玉県パーキンソン友の会のHP
http://satomonokai.michikusa.jp/index.html
寒暖の差に身体が付いていきません。
早く暖かくなって欲しい・・・・
(ウンベラータ)