こんにちは、ヒマワリです。

今回の記事は、《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止になった2022.7月制限の【魔術師】についての記事です。

 

《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止になったことによりどのような影響があったのかを、サンプルレシピや採用理由、展開などを紹介しながら解説していきます。

 

 

【魔術師】における、各カードの基本的な役割は下記記事を参考にしてください。

 

 

 

 

 

 

 

1.サンプルレシピ

 

 

 

 

 

 

2022.7月制限で行われた蓮杯は7-22位、京都河原町ドラスタCSでは5-1で同率3位でした。

 

蓮杯と京都河原町ドラスタCSでは若干レシピが異なりますが、現実最終は画像の京都河原町ドラスタCSの構築にしてます。

 

 

 

 

2. 《水晶機巧-ハリファイバー》禁止の影響

 

 

《水晶機巧-ハリファイバー》が2022.7月制限で禁止になったことにより、下記内容が課題となりました。

 

①誘発の受け方

②相手ターンの柔軟な妨害性能

③シンクロモンスターによる攻め手

④上振れの消化方法

 

 

①〜③に関しては、代わりにできるものがなく、相手ターンでの柔軟な動きができなくなってしまったのが本当に痛いと感じます。

 

 

 

 

 

④に関しては、動画のように《灰流うらら》を回収するなどの、上振れたパターンの落とし所として決めていたことができなくなり、上振れた場合の展開も考える必要がでてきました。

 

元々、リンクとシンクロはペンデュラムとは相性が良いので、その1つが簡単にできなくなったのはかなり厳しいです。

 

 

 

 

3.《神聖魔皇后セレーネ》型の展開方法と考え方

 

 

《水晶機巧-ハリファイバー》を失いましたが、《調弦の魔術師》が無制限になったので《星刻の魔術師》を出しやすくなり、そこから《神聖魔皇后セレーネ》を出して展開を横にひろげるタイプに移行しました。

ただし、手札リソースは相変わらず残せるような形にしています。

 

 

 

 

 

基本的な考えとしては、《星刻の魔術師》で展開若しくは最終的にスケールに置くカードを用意しつつ、《慧眼の魔術師》のスケール効果を1回破壊身代わりして《EMオッドアイズ・シンクロン》を墓地に送ります。

その《星刻の魔術師》を素材に《神聖魔皇后セレーネ》を成立させて墓地に闇魔法使い族モンスターを貯めて再展開。

最後に《神聖魔皇后セレーネ》か《黒牙の魔術師》で《EMオッドアイズ・シンクロン》を蘇生してスケールの《賤竜の魔術師》とシンクロし《ヴァレルロード・S・ドラゴン》の成立を目指します。

 

 

 

初めに言っておくと、前期までのタイプとは全く違う思考をしなければならない為、慣れるまでにかなりの時間がかかると思います。

 

今までの展開と大きく違うのは、展開解体展開をして盤面を作っていくことです。

これが非常にややこしいです。

 

 

今までは発動無効系ではなく臨機応変に盤面に触り妨害していくことを強みとしてゲームプランを立てていたのですが、その根幹となる《水晶機巧-ハリファイバー》がいなくなってしまった為、《拮抗勝負》などのカードの受けが非常に悪くなってしまいました。

そうなってきた場合に、それらを止めれる発動無効系が必要となってくるので、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を先攻展開中に成立させることが非常に重要になってきます。

 

基本展開の延長で《ヴァレルロード・S・ドラゴン》成立且つ妨害とリソースの両立を考えた結果、墓地でカードを回すプランにしました。

作ってから気が付きましたが、《星刻の魔術師》で何を回収して何を落とすか、何回《黒牙の魔術師》を使えて何を蘇生できるか、盤面が埋まらないようにどの流れで展開するかを考えた上で相手の妨害をどう読むかの思考もしなければならない為、非常に難解なデッキになってしまいました。

 

ただ、めちゃくちゃプレイが難しくなった分、新しい展開ができるようになり、さらに色んな角度から展開を考えれるようになっています。

数こなさないと慣れないと思いますので、まずは触ってみて慣れてもらいたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

展開パターン①と同じ手札で、最終的な手札リソースを残しつつ《深淵に潜む者》か《ヴァレルロード・S・ドラゴン》どちらかの成立だけを狙うパターンもあるので、対面と状況に合わせて変えていく動きもできます。

 

 

 

 

 

《調弦の魔術師》を絡められると展開がかなり楽になります。

無制限になって、初手に来る確率も高くなったのが良いですね。

 

 

 

 

 

ペンデュラム前に《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》が成立すると、《召命の神弓-アポロウーサ》を先に出していくこともできます。

 

 

4.メイン・エクストラデッキの変化

 

 

《水晶機巧-ハリファイバー》がなくなったことにより、チューナーへのアクセスへの評価が著しく下がった為、《おろかな埋葬》《亡龍の戦慄-デストルドー》が抜け、《水晶機巧-ハリファイバー》で出す用兼手札誘発の《エフェクト・ヴェーラー》も抜けました。

 

《おろかな埋葬》自体はペンデュラム前に《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を成立させるギミックとして優秀だった為、《覇王眷竜ダークヴルム》が準制限になった再度投入する価値はあると思っています。

 

 

 

《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》は《水晶機巧-ハリファイバー》がいなくなっても今期も続投です。

 

基本的に+1になるカードに変換できてサーチ・蘇生にターン1がなく、1本目や先行の安定性アップ且つ後手全抜きでサイドカードに変換できます。

ドラゴン族モンスターの蘇生効果は若干使いづらくなったものの、リソースゲームとライフの取り方などを考えても必須だと思います。

 

 

 

《水晶機巧-ハリファイバー》関連が抜けた枠です。

3種は上記で説明した通りで、《IPマスカレーナ》は先攻はもちろん後攻で捲った後の蓋としても機能しやすい点を評価して採用しています。

 

《サンダー・ボルト》や《拮抗勝負》を《召命の神弓-アポロウーサ》に集約変換して避けたりできるのは良いですね。

《アーティファクト-デスサイズ》への《無限泡影》をかわせたりするのも《水晶機巧-ハリファイバー》感があっていいです。

 

 

 

 

5.さいごに

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止になったら遊戯王辞めると言いながらも、自身で納得できるプランを見つけられて耐えました。

 

今まで【魔術師】を使っていた人でも、回し方になかなか苦戦するとは思いますが、前以上にやれることが増えているので回していて楽しいと思います。

 

ぜひ、組んで遊んでみてもらいたいなと思います。

 

 

それでは、また、どこかで。