前の炎星変容記事から半年たったので、この半年の炎星の目立ったカードやCS、周りの環境などについて書いていこうと思います | ![]() |
この半年は衰退して主流デッキが変わっていったのではなく、強いデッキ→さらに強いデッキ→もっと強いデッキという感じでトップが変わっていきました パワカごり押しの環境でした |
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それに対応すべく炎星も変わっていったのですが、今まで以上に工夫が必要で、間違った構築をするとすぐ負ける環境でした | ![]() |
まずは2月、PRIMAL ORIGINが発売されたころからの振り返ります | ![]() |
2月
PRIMAL ORIGINが来てからは準制限になりつつも全く衰えを見せない征竜、ギアギア、そして神智やモラルタを手に入れたAF先史が主流デッキとなったため、まずはそれを見た構築が必要となりました | ![]() |
征竜に関しては今まで通りのコウカンショウブレーダーごり押しでなんとななるものの、AF先史はバックの厚みに加えて破壊したらモラルタムーブメント神智で大損してしまいエンショウさんが空気になるというそのままの相性としては非常に悪いデッキでした もちろんプレアデスやゴルゴニックガーディアンも出てくるため、モンスターも苦手なものが多かったです |
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さて、そんな中炎星はある必殺のカードを編み出してこの環境を乗り切ろうとしていました | ![]() |
まずは2月16日時の構築を紹介します | ![]() |
そのカードは地獄の暴走召喚で、暴走させるのはロシシン、トリガーとなるのはバーク効果と急襲等です | ![]() |
まずはロシシンの効果を再確認してみましょう | ![]() |
重要となってくるのは後半の炎舞セット効果で、知ってる人は知ってる効果です 非常に強力なのですが、なかなか使い場面が訪れなく、使うとしてもソウコが死んでロシシンが2体出てきた後横でエクシーズする時くらいしか使うことはありませんでした |
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強いのは知っていても使えなければ意味がない、では使おうという発想でした まずは展開方法を紹介します |
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ハンド:バーク暴走
墓地:ロシシンユウシ
いちおうこれでワンキルできる
バーク召喚、効果ロシシン成功時暴走
バークと釣ってきたロシシンでソウコ
チェーン1ソウコ、チェーン2ロシシン、チェーン3ロシシンでテンキテンスウテンスウサーチ
テンキでシシンサーチ、テンスウ1枚目オープンシシン追加、2枚目オープンシシン効果テンセンセット
シシン効果、テンキテンスウ墓地に送ってユウシ蘇生
ユウシ効果テンスウ切ってモンス1体破壊
ロシシン2体でコウカンショウ、残りのモンス2体をデッキバウンス
左から1600 1800 2200 1800で最後メイン2ガンマン800で8200に到達するのでワンキルが達成される
また、墓地関係なくとも、ハンドに急襲暴走ユウシがあれば同じような事をしてワンキルができる
このように、炎星は必殺のカードを手に入れました 竜に対してはめちゃくちゃ強いのですが、AF先史相手にはかなり気をつけて打たなければなりません なぜなら…… |
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暴走チェーン神智でモラルタが暴走して目も当てられない惨状に… また激流に対しても慎重に動かなければなりませんでした それでもかなりの強さだったのでメイン採用はし続けました |
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2月はCSもなく、CSでお披露目できませんでしたが、身内が俺の構築でCSに行って個人16位までいけたようです | ![]() |
2月は以上です 次は3月です |
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3月
3月末にCSが3つありました すべて新制限かつ新ルールでのCSでした 先攻ドロー廃止で炎星が先攻を取るメリットが完全にゼロになりました そもそも炎星というデッキは場を固めるデッキではなく返しが強いデッキであるので、展開方面のデッキです つまり後攻を選択することで急襲が打ちやすくなり、かつ相手の場を壊滅スタートしやすくなったわけです |
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7月時点までジャンケンやサイコロで勝った時は全て後攻を選択しており、後攻以外ありえないと考えています | ![]() |
3つのCSのうち、最初2つは調整不足でチームメンバーに迷惑をかけた感がありましたが、3つ目のドラスタCSでは思うような試合展開ができ、負けた相手も世界プレイヤーだったのでまぁまぁという感じでした | ![]() |
新環境に向けて何を重視し、何を考えてプレイしたのかを紹介するため、まずは3月31日ドラスタCSで使用した構築を紹介します | ![]() |
メインは完全にAF先史を見たタイプになっています 今までと違う点としては、メインマイクラの採用、トラスタの採用、テンレイの採用等です トラスタは増加した激流や神智に対して効果的で動きやすくするカードだったので採用 逆に暴走はAF先史増加に伴いメインから消えて行きました |
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メインマイクラの採用はずっと考えていたものの、なかなか踏み切れなかった部分でした モンスバック墓地にさわれる炎星が唯一さわれないハンド、ここが重要になってきました 例えばネブラスカルネブラで、その連鎖はネブラを止めるしかありません しかし止める手段が限られてきます もちろんボーンあるの分かってても止められなくてゴルゴニックまでいかれてどうしよもなくなることが多いです |
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それを解消してくれるのがマイクラで、相手の安定したサーチカードを奪い去り、ハンド確認して罠チェックすることができます その上で動きを考えることができます 炎星にとって相手の動きを把握できるのはかなりのアドバンテージで、思い切った動きを最大限にできるというわけです |
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今まで手が届かなかった部分の弱点がなくなった感じです ギアギアも流行っており、アクセル撃ち落とすだけでもかなりの痛手を与えられ、竜に関してもデブリやレダメを持っていくことが可能です |
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さて、テンレイだが、4月以降急襲3積みの構築なら確実にいる炎星モンスターであると考えています 使い方としては、急襲+ロシシンorテンレイで様々なことができ、その筆頭の展開がリシュンキゼロです |
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急襲打ってハンドにない方を出す ロシシンとテンレイでシンクロしてリシュンキを出す リシュンキ成功時効果とテンレイシンクロ時効果でテンキテンスウサーチ テンキでバークサーチ テンスウで追加でバーク出してゼロを出す そうすればリシュンキ効果でテンキテンスウ分相手の攻撃力が下がっているため、ゼロの効果を使えるというわけです ここまでハンド消費上記の2枚のみです |
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これの応用として、ゼロではなくロシシンとバークでシンクロすればブレーダーを作れ、竜相手にブレーダーでどついてメイン2でリシュンキとブレーダーでフェルグラ作ればデブリケアまでできるわけです また、サーチ先をリュウシシンにすれば炎舞は場から消えてしまいますが、リシュンキコウカンショウができるため、こちらの場合の方が強力な時もあります 必要札は相変わらず上記の2枚です |
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テンレイの単体でのスペックに不安を覚える(特にハンドに来たとき)人もいるかもしれませんが、結局はテンスウで出してエクシーズされますし、虚無+テンレイセットは固いものがあります そういった意味でもテンレイは腐りにくいです |
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4月
新弾が出て、新規テーマとしてシャドールとテラナイトが登場しました 最初の方はシャドール人気で、5月くらいからテラナイトに光天使…というかセプスロが入りだしたって感じでした シャドールも型が目まぐるしく変化していって、最初はガイウス型、そしてセフィロン型、白黒型、ついには光天使型まで出てきました |
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発売日当日にチームの高槻CSがあったため、出てきました 基本的にはさすがにAF先史を重視してメイン構築をしていました |
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高槻CS(4/19)
AF先史(くりぼーさん) ○○―(後攻) チーム勝ち
ライロ ×○○(先攻) チーム勝ち
シャドール(王子さん) ×ET○―(後攻) チーム負け
AF先史 ○○―(後攻) チーム負け
個人3-0-1 チーム2-2
特筆することがあるとしたらメインマイクラがガン積みになったことや、流行りのブレイクスルー入れてたってことですかね あと罠炎舞を1枚にして動きに無駄をなくしたのも良かった点かもしれません 素引きがホントイライラしますし、環境的にも不要でした |
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見て分かる通り、苦手としていたAF先史相手に1本も落としませんでした 構築的には問題なかった感じはしました 続いて5月頭にあったはっちCSの構築です |
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5月
はっちCS(5/4)
光天使テラナイト(あきさん)○○―(先攻) チーム勝ち
竜(トリオンさん)○○ー(後攻) チーム負け
マドルチェ(カワシさん)×○○(後攻) チーム勝ち
シャドール×ET○ED○(後攻) チーム勝ち
竜(フォレストさん)○×○(後攻) チーム負け
個人5-0 チーム3-2 オポ落ちで終わり
こちらも無敗でした 高槻で王子さんのシャドールとやった時に、このデッキとはやりこまなきゃいけないと感じ、友達の家に泊まってまで1日シャドール相手にプレイを考えていました メインで高槻と異なる点は幽閉→脱出くらいです 幽閉だとドラゴンで割られるから無しになりました 相変わらずマイクラが強くて、テラナイトはデネブで見えてるアルタイル落としたり、シャドール相手には融合落とせばテンポをとれました |
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高槻の時もそうですが、メインに暴走帰ってきています やはり爆発力高くて普通なら返せない場面何回も返してくれたので本当に良かったです はっちのサイドを見ると、ちゃんとシャドール対策しているのが分かります ナイトショットをメインに積みたかったのですが、竜を無視するわけにはいかないので、さすがにこの時はメインはサイク確定でした |
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5月はこのあと海外新規が来日してきました 特にヤバいのがマスマティシャン、ソウルチャージ、クリバンディットと、シャドールやテラナイトの強さを倍増させるカードばかりでした チャージは炎星にも入りましたが、結局殴れないのはかなり微妙だったので抜けていきました |
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5月末位からセプスロが評価され始めて、無理矢理セプター墓地に送ってチャージセプスロ!とかされだしたので、遊戯王も本格的に末期になってきたかなって思ったりもしました そもそもシャドールフュージョンがエクストラ否定カードなのがやばかったですね |
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チャージ来てから虚無が流行りだしましたが、海外のレシピ見ると虚無の波来る予感はしていました おかげですんなり適応できましたし、虚無の強さは1月時にすでに竜相手に実践済みだったので理解が速かったです |
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6月
6月は前半なにもなく、後半にHEROのストラクが発売されました ダークロウがマクロ持ちでユウシでは突破できなくなりましたが、相変わらずのソウコデムコウユウシデハカイの呪文を唱えれば突破可能でした また、急襲等を使い開幕ビュートで流せるのも良かったです |
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しかしバックに罠置けるデッキはやりづらかったです なんだかんだいって打点も2400ありますし しかしシャドールや光天使テラナイトにシェアを持っていかれ、分布としてはその2つに次ぐ3番目となっていました |
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7月からの新制限ではなんとテンキが3枚使えるようになり、2枚で良いカードではあるが嬉々として使っていました そして6月29日に新制限でのはっちCSがあったため、参加してきました |
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はっちCS(6/29)
六武(じゃこさん)後攻 ○×○ チーム勝ち
白黒シャドール(じょうじさん)先攻 ○×× チーム勝ち
白黒シャドール(くらうどさん)後攻 ○×○ チーム負け
白黒シャドール(いーぴょーさん)先攻 ○×× チーム負け
個人チームともに2-2
今回の構築はメインにかなりの自信を持っており、当たったメンツもかなりヤバめの人ばかりではあったが、1本目は確定でとっています 落としたのはダムドをからめたワンキルばかりで、相変わらず炎星はワンキルに弱いと実感しました |
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それでもここまで2本目落としているのは個人的にショックで、ここまでの戦績を見る限り2本目を落とすことがほぼなく、CSでは基本ストか逆ストのサイドプランに自信を持っていたため、それが今回2本目は確定で落としているのでさすがに辛かったです | ![]() |
7月に新弾きて構築はまた変わる可能性はありますが、今回の構築で特筆することがあるとしたら、メインサイクがナイトショットになっているところでしょう 上記でも書いたように、竜がいたからサイクロンであっただけで、オチ影等に有効なナイトショットはもとより積みたかった札でした |
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テンセンを増やしサイドにおかなかった理由としては、これもまた竜の影響です 今回の改定で竜が消えたと判断し、ミドラやダークロウを打点で超えるためのテンセンをメインに2枚積んでいいと判断した結果です 結果的にこれは良くて、打点でねじ伏せた試合もありました |
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サイドの槍とミラフォはHEROメタです マスクチェンジに対して後出しで有効であり打点補助となる槍は強くて、ダークロウや横にいるモンスまで流せるミラフォはかなり良かったのですが、今回はHEROとは当たりませんでした |
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飛翔するGは光天使テラナイトメタで、増G打ってもセプスロきめられて動けないとか多々ある話なので、完全にチャージからの動きも止めることができる飛翔を選んだわけです ただし飛翔は返しが強い炎星のようなデッキでしか上手く使えず、デビリアンのように聖杯や脱出などに弱い(デビリアンも悩んだが、炎星相手にサイク増やすのは当然なので割られる可能性が高まっているためなしにした)ため、その辺りも気をつけなければなりません |
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最後に、
ここまで読んでいただきありがとうございました 炎星を使い始めて1年半がすぎてしまいましたが、これからも炎星を使っていくと思います |
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