リゾート地、サルデーニャ島 (前編) | 伝統技術を現代のライフスタイルに合わせて発信するプロジェクト  ”ARLNATA” アルルナータ ディレクターの独り言

伝統技術を現代のライフスタイルに合わせて発信するプロジェクト  ”ARLNATA” アルルナータ ディレクターの独り言

約11年に渡るヨーロッパの様々なステージのラグジュアリーブランドを経て日本に帰国し、衰退産業とも言われている日本の伝統技術を今の形で発信するためのプロジェクト”ARLNATA”アルルナータを主催しているディレクターの独り言です。
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 ここ一週間程、イタリアにあるサルデーニャ島にバカンスに行っていまして、インターネット環境のあまり良くない場所だったので、ブログも長期の休みを取る事になってしまいました。今回はバカンスでの話を中心に少しだけユルい内容で書くことにします。


 サルデーニャ島と言うと、日本人からすれば聞いた事があるような無いような島かもしれません。イタリアの島と言えば、シチリア島であったりカプリ島(青の洞窟のある超有名観光島)などが有名ですが、実はこのサルデーニャ島もヨーロッパ中の海好きにはすごく人気の島で、世界的有名人などが夏休みに訪れる場所でもあるのです。僕は基本的に海が大好きではないので、特に何か理由が無ければ行くことは今まで無かったのですが、今回仲良くしているイタリア人の友人がサルデーニャ島に家を持っていて、いつも夏に行くという事を知っていたので、それに参加させてもらう形になりました。あまり海遊びを知らない僕に取っては今回の旅は結構いい刺激になりました。

sardegna map


 ミラノマルペンサ(Milan Malpensa )空港からeasyjetというヨーロッパでは一番大きいLCC(low cost career:格安航空会社)で約1時間飛びOLBIA (オルビア)空港へと着きました(僕の場合は1ヶ月程前に予約をしていたので往復250ユーロ程度でした)。僕はハワイですら今まで行った事がないので、着いた時の印象と言えば、いわゆる南国にある空港ってどこもこんなのなんだろうなというような雰囲気でした。サングラスのありがたみがわかる位太陽がまぶしく、往来する人の服装がもう南国の服装、男性は短パン、サンダルに半袖のシャツやTシャツにサングラス、女性も薄地のゆったりしたパンツやショートパンツ、ミニスカートにサンダルやちょっとしたヒール、上もTシャツやシャツなどでラフな感じです。海を楽しみにくる人以外は恐らくないでしょうから、皆そんな感じでした。公共の交通手段があまり発達していないので、レンタカーをして、ヨーロッパ(特にイタリア)ではよく見かける二人乗り用のSMARTをレンタルし、先にヴァカンスを楽しんでいる友人宅へと向かいました。


 なんと言ってもイタリアの海に行ってみて日本とはやっぱり違うなと思った事があります。それは、豪華なボート(船?)の数々です。もちろんボートと言っても小さいゴムボートから超豪華客船までピンキリですが、まあその数が多い多い。海水浴場でも海岸から何十メートルか離れた所にブイが浮いていて、そこから内側の海岸にはボートが入れなくなっているように、そのブイの外側ではボートがひしめき合ってます。最近10年以上は日本の海に行っていないので、断言はできないのですが、ここまでボートが多いのは日本ではなかなか見れないのではないのでしょうか?とにかく、豪華な雰囲気がプンプンするのです。


 ちなみにサルデーニャ島と言っても24,089.89 km²の面積で18,301.17 km²の四国よりも大きい島ですので、色々な場所はあるのですが、特に島北東部のCOSTA SMERALDA(コスタ ズメラルダ:エメラルド海岸)と言われる海岸は高級リゾート地になっており、その中のPORTO CERVO(ポルトチェルヴォ)という街は群を抜いて超高級リゾート地です(ちなみに地図上のAの位置にあるのがPorto Cervoです)。どれくらい高級かと言うと、イタリアにはAPERITIVO(アペリティーヴォ)という夕食前に軽く一杯とひとつまみをする風習があるのですが、ミラノの普通のバールなどでこれを頼めば大体6ユーロから9ユーロくらいで、ちょっと高級なホテルとかでも14ユーロ、15ユーロといったところでしょうか。しかし、このPORTO CERVOの超ど真ん中の海を見渡せるしかも周りに生演奏している人達がいる場所での一杯+軽食の値段がなんと25ユーロ!(2014年8月16日のレートだと約3500円)もするんです。もちろん他の場所に行けば安い所もありますが、とにかく高級な場所ですし、雰囲気もいわゆるイタリアっぽくなく、本当にキレイでリゾート都市であります。数時間だけですが、このPORTO CERVOを歩いて回りました。


 街には港があって、そこにはまあ豪華な船が停まっています。

porto cervo1



porto cervo2




 電池がなくて残念ながらいい写真が撮れませんでしたが、この写真に写っているような船が(全てバカンス用、つまり漁業用とか運搬用ではない)たくさん連なって停泊しているのです。そして、そんな数億から数十億もする様な船を持てる様な人達がバカンスに来る街ですから、そんな方々用に街もなっていまして、停泊している港の真ん前に超高級車の展示がしてあったり(FERRARI, BENTLEY, BUGATTI, MASERATTIなど、まあ普段一度に見る事の無い様な超高級車)がずらっと並び、その後には高級ブランドのショッピングモールもあります。そしてお金持ちと言えば、アート。絵画やアート作品を扱うお店も軒を連ねているのです。そう考えれば、洋服の値段なんてあんまり大した事無いよなーとか思いながら、一体何のために作っているのかなーなどとも複雑な気持ちになりましたが、それでもそういったお金持ちの方々がわくわくするようなモノを作らないと行けない使命を高級ブランドは持っているし、そういう超お金持ちからすれば100万円も150万円も大した違いはないのでしょうし、結局は洋服をいかに魅力的に見せるかということを考える事が重要なのかなとも思わさせられました。


 ちなみにイタリア人の友人にあのROBERTO CAVALLI (ロベルトカヴァッリ)は七色に光る超豪華客船を持っているとか、シチリア生まれのDOLCE & GABBANA(ドルチェアンドガッバーナ)もシチリアとは別にこちらにもボートを持っているとかという話でした。それくらい、夏と言えば海!なんですよね、ヨーロッパの人々にとっては。そしてその次の日に僕たちも安い8人乗りのゴムボートをPALAU(パラウ)という街で一日借りて、エメラルドと真っ青なサルデーニャの海を満喫したのです。次に続きます。



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