
昨年の震災後、行きたくても行けなかった東北に、この連休を使って出かけてきました。
走行距離197,000Km走った愛車がいよいよ限界にきてしまって、買い換えることにしたので、そのサヨナラ記念遠征でもありました。
放射線の線量測定器を持参し、車の中で線量を測定しながら移動。
常磐道を北上、やはりところどころホットスポットがあり、数百mしか離れていないのに、そこだけ周辺の8~10倍になっていたり、市街地から峠の山道にさしかかると一気に測定値が跳ね上がるような状況で、継続的な測定の必要性を感じました。
全体的な特徴として、海岸部は低く、山間部は高い傾向で、特に放射性物質が流れにくい森林地帯は高い値のところが目立ちました。通過したところで最も高かったのが伊達市霊山こどもの村入り口近くの国道115号線沿いで、車中測定で1.0μSv/h前後に上がってきたため、車から降りて地上5cmのところを測定したら3.326μSv/hと警戒区域並みの値でびっくりでした。
高速道路の通過中では、郡山周辺が車中測定で0.5~0.8μSv/hと周辺地域の5倍以上の高さでかなり広域なホットスポット状態になっているようでした。

小名浜あたりから海岸沿いを北上しましたが、当然ながら福島第一原発周辺は立ち入り禁止のためUターン。ぐるっと大回りして、相馬あたりから再び北上し、宮城松島まで。
海岸沿いの民家は、ポツポツをと残っているところもあれば、根こそぎ持っていかれたところもあったりと様々でしたが、被害に遭った海岸から10m程度しか離れていないところに新築の家を建てているところも少なからずあって、複雑な気持ちになりました。
日本三景・松島は震災の面影はほとんどなく、連休だったせいか、大勢の観光客で賑わう普通の観光地の風景でした。