
午前3時19分、枕元の携帯電話のコールで目が覚めた。
こんな夜中に誰だろうと思ったら、私の勤務する診療所が警備を委託している警備会社からの電話で、診療所の火災警報器の警報が発動し、出動したら隣家から火災が発生しいるとのこと。
あわてて着替えて車を飛ばして駆けつけたら、ほぼ火は鎮火していて、延焼は幸いにも免れていた。
被害は、3階立てのビルの火元側の窓ガラスの23枚に熱によるひび割れが入っていて、壁面を伝わる排水管などのパイプ類の一部が火災の熱で破損していた。
壁は耐火建材(ALCパネル)で施工されていたため、まったく損傷がなかったのに驚いたが、手で触ってみると、まだ熱をもっている状態だった。
消防の被害状況確認に立ち会った時に、窓がスチールの網目の入った耐火ガラスだったのでひび割れですんだが、そうでなければ窓ガラスが割れて延焼していた可能性もあると知らされ、改めて耐火構造であったことにに胸をなでおろしたような状況だった。
朝までの時間に、所長に連絡。コンデジで写真をとり、法人本部に電話と写真を添付したメールで状況報告。火災保険の保険会社への連絡を済ませるなど、一段落ついてようやく興奮状態が沈静化。
昨晩は2時間程度しか睡眠がとれていなかったので、残業なしで早々に帰宅させてもらった。
隣家はほぼ全焼で、歩行困難な高齢のおばあちゃんの独居であったが、入院中で不在だったため人的被害がなかったことが不幸中の幸いであった。