離乳食のすすめ方

ゴックン期(5~6ヶ月)
■発達のめやす   寝返り→ずりばい
■舌の動き      前後運動、口唇食べ
■回数         1日1回
■食品の形状    とろり~ドロドロ
■食品の種類    淡色野菜、穀類、緑黄色野菜、芋類、海草類

モグモグ期(7~9月)
■発達のめやす   ずりばい→たかばい
■舌の動き      上下運動、舌食べ
■回数         ~2回
■食品の形状    上顎と舌で潰せる硬さ
■食品の種類    ゴックン期 + 白身魚、小麦粉製品、きのこ類
             (アレルギー症状に留意)

カミカミ期(10~12ヶ月)
■発達のめやす   たかばい→歩行
■舌の動き      左右運動、歯茎食べ
■回数         ~4回
■食品の形状    歯茎で潰せる硬さ
■食品の種類    モグモグ期 + 大豆、大豆製品、果実


ゴックン期(5~6ヶ月)の離乳食

「食べる」ことは学習することによって獲得される行為です。今まで口をあけて母乳を飲んでいた赤ちゃんが、自らの意志で上唇と下唇をとじ、舌を前後に動かし”ゴックン”と飲み込みます。
この時期の赤ちゃんは、寝返りからずりばいへと身体をうごかせるようになります。
『たべたいなあ』という気持ちが赤ちゃんの中で生まれた時が、離乳食を始めるのに最も良い時期です。お父さんや、お母さんが食べているのをじっと見たり、よだれを出したりします。野菜スープでスプーン練習が終わったら、本格的に離乳食をスタートさせましょう。

【穀類】
 よだれが出始めるのは糖質を分解するプチアリンという酵素が出ている合図です。
 米、小麦、きび、あわ、ひえなどの雑穀をおもゆ状に炊きます。
 炊飯器で普通に炊きあげてから、7~10倍の水を加えて鍋でおもゆ状にして作ります。
 ※米や小麦にアレルギー症状を示すこともあるので注意しましょう。

【緑黄色野菜】
 お母さんの体内から、持って生まれた貯蔵鉄も6ヶ月を過ぎるとほぼ消失していくそうです。
 離乳食で鉄分を補う必要があります。鉄分を含む緑黄色野菜を離乳食に入れましょう。

 根菜類-にんじん
 果菜類-ブロッコリー、かぼちゃ、オクラ、ピーマン、いんげん、トマト など
 葉菜類-ほうれん草、小松菜、チンゲン菜、大根葉、カブ葉、ニラ など

 作り方は、【淡色野菜】(07/3/21記事)と同じです。
 ほうれん草、小松菜、大根葉、カブ葉などは一度ゆでこぼし、水にさらしてからみじん切りにして、さらに10倍程度の水と一緒に鍋に入れてコトコト煮て作ります。   by yuri