「あのとき二人の相性がいいと

あなたが言ったから結婚したのに。

責任をとってください」

 

と、泥沼離婚中の男性から

内容証明を突然送られてきた

占い師の方がいるそうです。

 

 

 

 

こわっ

 

 

 

 

となる訳ですが、

過去に似たような例でフランスで

裁判があったそうです。

 

 

占い師に言われたから

そうしたのに、損をした

という訴え。

 

 

結果は……

決断したことの責任は

本人にあり

占い師側に責任はない、

というものだったそう。

 

 

裁判ではケースごとに

状況を検証するため

一概には言えないけれど

 

「こうしなければあなたは

不幸になりますよ、災いが訪れますよ」

 

と脅すようなことを言ったり、

 

監禁して強要したのでなければ

つまり、そこに倫理的

犯罪的な疑いがないのなら

まっとうなジャッジですよね。

 

 

どうして少なくないひとが

自分の選択の責任を、

自分の大切な人生の責任を

他人のせいにしたがるのか不思議だ。

 

 

いや、本当は気持ちはわかるのだけど。

うん。

迷ってるから相談に行くのだし。

 

 

かつて、

ウラナイ・トナカイにいた頃

鬱になってる方から

「決められないから

決めてもらおうとおもって来たのに」

と言われて

ああ、そうだよなあと共感すると

共に危険性を感じました。

 

 

世の中ね、いろんな人がいる。

 

 

性善説で生きていたいけど、

搾取することに

(お金、時間、労働力、やりがいなど)

罪悪感を感じない、

麻痺してる人は残念だけどいる。

 

「私の言うことを聞いていれば

大丈夫。すべてうまくいきますよ」

 

という言葉にすがるように

なる危険性をあの時感じた。

 

 

タロットリーダーの大きな役割は

クライアントがこころを確認して

どうしたいのか?を

タロットを通じて

ガイダンスをすることだと

わたしは定義しています。

 

 

自分で決められないのなら

それは決める時ではないのでしょう。

お話を聴くことはできるよ。

 

 

カードがこう出てるからこうする、

という決め方をするのも

その人が責任と覚悟を持てるのなら

ありだけど、

自分で責任を取れないのなら

何を選択しても同じじゃないかな。

 

 

あ、責任を取るって自分を責める

ことじゃないよ。

起こったことを引き受けて

立ち上がって前に進むことだ。

 

 

有名占い師だろうが

スピリチュアルリーダーだろうが

守護霊だろうが

天使だろうが

神様だろうが、

 

自分が納得しないのなら

安易に受け入れないことです。

 

 

そうしているうちは、

人生を創造的に生きることは

難しいから。

 

 

いちばん最初の例のひとだと

他の人と結婚してても

離婚したんじゃないかと想像するし、

独身でいても

自分の身に起こるすべての

不幸を他人のせいにしてそう。

 

 

決めた後にどうなるか、

人生の責任をとれるのは本人だけだ。

 

 

これは、タロットリーダーも

忘れないでおきたいところです。

 

 

 

 

 

 

春以降開始のプロコースでは

この辺りのマインド面の捉え方や

予防法などもお伝えしていきますね。

 

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觜森 さい子(はしのもり さい…のmy Pick