この投稿をInstagramで見る

沖縄には本島と宮古島に2度訪れたことがある。  沖縄のひとに「沖縄出身?」と聞かれたことは3度ある。すごく親しみ深い笑顔で。  首里城全焼のニュースは、そのくらいの薄い縁しかないわたしにも、少なからずショックを与えた。  沖縄の方々はそんなもんじゃないだろう。 こころよりお悔やみ申し上げます。  不謹慎だけれどニュースを読んだとき、「放火?」という嫌な想像が浮かんでは打ち消した。  その後、甚大な台風被害のときには見せなかった素早さで内閣府が再建へ音頭、と発表したことでますます怪しい……と訝った。  そう思わせるだけの歴史が沖縄にはある。  チベットを侵略した中国共産党は、まっさきに寺院を破壊した。そんなことを思い出した。  何の検証もされていない段階で、これだけのことが頭を駆け巡った。  ああ、敵と味方のいる世界にわたしは今いる。 そう思い直して深呼吸する。  それからわたしは、じぶんの軸からずれてしまっているエネルギーを真ん中に戻す。  目をつぶってじぶんに集中する。ニュースで見た赤く燃える首里城に、不死鳥が浮かんだ。  失われたけど失われてない、大丈夫。炎の中からさらにひかりを増して、城は甦るだろう。その祈りにも似たイメージが、わたしのこころに平安をもたらす。  カモワン版のタロットのペンタクルの4には、真ん中にフェニックスの紋章が描かれている。物質という変わりゆくものの中にある永遠不滅をあらわす。

Saiko Hashinomori(@saiko_stargazer)がシェアした投稿 -