木星が6/9射手座満月と同じ日に、逆行→順行にもどります。
(地球からみて、木星がいままでは逆向きに動いているようにみえていたのが、本来の向きに戻る)
木星はいま天秤座にいて、天秤座は人間関係やパートナーシップに関することがテーマのひとつです。
タロットには6番目に、恋人と名付けられたカードがあります。
これまでにも何度か書いてきましたが、すべての人間関係は投影からはじまります。
過去の経験やデータにあてはめて「このひとはこんな人」と無意識のうちにラベリングします。だからある人にとっては素敵な人でも、ある人にとっては嫌な人になってしまう。受け手側のフィルターが大きく影響します。
恋はそこにキューピッドが絡んでくるから、ちょっとややこしい。わたしたちの本質であるスピリットが目覚めてしまうので、相手に引き寄せられる引力がはたらきます。
カードに描かれている、右と左の女性の間で揺れ動く男性。
このカードの段階では、欲望(赤色・左)と精神(水色・右)が分離している状態のため、どちらかを選ばなければなりません。両方は無理なんです。パリスの審判さながら。そしてどちらを選んでもこぼれおちたもう片方を統合する過程が待っています。選ばないという選択をしても、また同じことがいずれ起こる。
だから、どっちを選んでもいいのだと思います。
わたしたちが自己の統合の果てに、目指す愛の形は19番の太陽の世界。
人を区別することなく、平等に光を与え続ける無償の愛で他者を照らします。
つまり、自分が光源になるということ。自分の内側にあふれでる泉のごとく、無限の愛の源泉を見つけています。それが他者、世界を照らします。
影がなくなり、これまでの二元性での投影は起こりません。自分が光であるという認識にいたるので、一元性の光の投影がはじまります。内なる太陽の目覚め。
といっても二元世界が見えなくなるのではなく、影の領域を選択することも可能です。でも影は実在しないことを見抜いているので、これまでのような苦しみは感じません。
つまり、自由な世界。
ここまでくると、特別な関係性などないということが認識されます。名前も性別も国籍も関係なく、ソウルメイトもツインレイという夢も効力をなくします。ドラマが消える。といっても、そのドラマを選び続けることももちろんできます。なぜなら自由だから(2回目)。
(恋人のカードの状態では、ソウルメイトの概念は非常につよい意味を持ちます)
すべてはひとつにつながっている。
あなたがわたし、わたしがあなた。
わたしが世界、世界がわたし。
木星が天秤、さそり、射手へと進むにしたがって、この扉がどんどん開いてゆくのだとおもいます。