「天気がいいから外を散歩しよう」
と思ったときに散歩できることは大変に自由だと思う。
というようなことを今日散歩をしていて感じた。
わたしはあの頃の未来にいる。
朝、むりやり起きて支度をし、通勤電車に揺られていたあの頃。
憧れていたのは時間の自由だった。
天気がよくても仕事があるから外へは行けないと思い込み、ビルの中でカタカタという音に囲まれ、透明な糸のようなもので自分を包み込んで閉じこもった。
時間を奪われていると思った。
これを被害者意識だ、と説き伏せるのは簡単だがそんなことにはあまり意味がない。
だからスケジュールがキチキチに入っている状態が私は苦手だ。この仕事に関してもかなりゆるめに組んでいる。
フリーで仕事をすること、しかも初期の頃というのは時間を注ぐ必要がある。
しかし私は時間を奪われるということに関してトラウマのような傷を抱えているので、集中して取り組むということをやめて(やろうとしたことはあった)、時間をかけることにした。
今は昔に比べて貧乏ではあるが、それを受け入れている。
幸い、贅沢はできないがお腹いっぱい食べられればいいという私の最低ラインを割ったことはない。(脂肪貯金は確実に増えている)
雪が降ればぬくぬくと部屋の中で過ごし、カフェラテが飲みたくなればコートをひっかけて近所のスターバックスへ行く。お気に入りの本を持って。
来月の収入は未定だ。計画を立てるのも得意ではない。
あの頃の未来に憧れていたのは、そういう状況になっても大丈夫だという心の平安を手にいれることだった。
幾度のビッグウェーブを乗り越えながら、今その地平線が見えている。
いつでもピースフルで居られる、という訳ではないが。
生きる喜びと心の平安と生活の安定を同時に得られるか、という実験をしているのだと思う。
「贅沢するな」というときの贅沢にはお金で買えるものというイメージが強い。
しかし”贅沢”を「時間の使い方を自分で決定する自由」と考えると、人はもっともっと贅沢すべきだと思う。
人生にはリミットがある。
いとも簡単にそのことを忘れてしまうけれど。★本にはのっていない はじめてのマルセイユタロット講座 東京
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