グルジェフJAPANより 

(画像はルーカス・クラナッハ[父]による「法と福音書」部分
シナイ山で十戒の石板を受けとるモーゼ)
 




客観芸術とマルセイユタロット
について書いた以前の記事もご参考までに。




上記グルジェフJAPANの投稿コメントより引用します。


グルジェフの言う「主観的芸術」とは、鑑賞者の中に主観的な印象を呼び覚ますための芸術であり、意識的になるための知識を伝える芸術ではありません。


その意味で「主観的」とは、「無意識的な」という言葉に置き替えることができます。 


客観的芸術では、多くの場合、普通の意識状態の人間であれば無視されるような、非常に小さなディテール、ニュアンスに「知識」が隠されています。 


その意味で、たとえばルーカス・クラナッハの絵画は、「客観的芸術」としての側面をもつということができます。 


古代の知識を伝えることが可能で、人の存在レベルに応じてまるで本のように「読む」ことができる芸術、グルジェフはそれを「客観的芸術」と呼んでいました。


グルジェフの「客観的」という表現には、「自然科学の観点から見て客観的な」という意味はありません。むしろそれは「意識を実際に生み出すための」という意味をもち、「意識的な」という言葉に置き替えることができます。  



* * *



雲のようなシンボルから手が出てくるところは、マルセイユタロット小アルカナのソードとワンドのエースにも描かれています。



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(画像はイシス版マルセイユタロット)




袖の部分が、雲のように見えますよね。


両方のエレメントで手の向きが表と裏になっている
細かな違いにも知識が隠されています。


細部の違いは感覚で描かれているのではなく、
意味があって表現されている。




グルジェフの客観芸術の定義『古代の知識を伝えることが可能で、人の存在レベルに応じてまるで本のように「読む」ことができる芸術』に、私はマルセイユタロットのがあてはまると思っています。


いろいろなシンボルをどのように見るのか、シェア元の動画もとても参考になるのでオススメです。 





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