損得勘定を考えて意思決定をすることは、悪いことではない。
そのために大事なことを見落としている、ということはよくあるけれど。
損得というのは金銭的なことだけを指すのではなくて、時間だったり気持ち(感情)だったり、総合的なものだ。
何に比重を置くのかは、人によって違う。
誰かに何かを奪われた、と感じるのならそれは損をしたということ。
誰が何を奪ったのだろうか。
奪われたと思うものの核に、本当に求めているものが存在する。
本当に求めているものが何かを、気づかせてくれる。
動き出すこと、受け入れること、創ること、コントロールすること、権威、コミュニケーション、勝利、目標達成。
これらを健全に内側に保つことは大切なことだ。
言葉に反応しないで。
言葉からこぼれ落ちたものをすくってほしい。
お金を奪われたのなら、本当にあなたが失ったものはそれを稼ぐために費やした労働時間なのかもしれない。その労働時間が楽しいものではなく、しなくてはいけないことだと思い込んでいるものならば、大きな苦痛と喪失感を味わうだろう。楽しいことであれば、奪われたお金を取り戻すことは簡単なこととして受けとめられる。
夢にかけるお金を奪われたとしたら、希望を失ったように感じるかもしれない。夢を追いかける情熱の火が消えてしまうことは怖いことだ。一番、怖いこと。
本当に失ったものは何だろうか?
本当に失ったのだろうか。
何重にも仮面をかぶった人形がこころの中に住んでいる。
それは、あなたの操り人形だ。
9/13(日) マルセイユタロット基礎講座
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