ホドロフスキー
「タロットの道」という本は
彼が、



78枚からなるタロットは一つの単一体(universe)であり、カードが一枚一枚、別々のシンボルとして考えだされたものではなく、全体のパーツとして考えだされたというアイデア



を、何年もの研究において証拠を集めて集大成した本です。



The Way of Tarot/Inner Traditions
¥3,838
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よくそんな本を書こうと思ったな、というか書けたな!と。


もちろん科学的な証明ではないのですが、魔術的なイメージ力と、細部を観察する視点はもう「好き」の一言。



「よく思いついたな」
「よく見てるな」
「どっから出てきたの?」
「(黙って膝をうつ)」


本を訳しているとそんなことばかり。

でも基本はやっぱり、絵を見ることが強調されています。

よくよく見ると、宇宙の秘密のすべてがそこにシンボルとして折りたたまれており、


何も隠されてはいない


といいます。

何に気付くかは私たちの意識レベル次第。


でもまずは、見ようとする意志から。


はじめのうちはバラバラに見ても、それぞれのカードが全体のパーツの一部である、ということは認識しづらいので、全体像をなんとなくでも把握しておくことは役に立ちます。


そのため全体像についての解釈が、本の第1章になっています。


第1章を読み解くのはこちら
ホド魂 ~曼荼羅編~ 



タロットを学ぶなら、知っておくと随分と見方が変わるだろうと思います。


日本語訳のものは出ておりませぬが、外国語バージョンでも挑戦したいという方にはオススメの本です。


(日本語でオススメのマルセイユ版の本をよく聞かれるのですが、答えられない
汗……)