わたしが生まれる前の映画

『ホーリーマウンテン』

を見てきました。



『リアリティのダンス』

とは、醸し出す雰囲気が違う。


その違いは、監督のこのチラシに

書かれていることがすぱっと

表しています。





image




『ホーリーマウンテン』を監督していたときは、
私の人生は私のものだと思い、私自身のことを語ろうと思っていた。

だが、今は違う、私の人生は他人のためにあり、私以外のことを語ろうと思って作ったのが『リアリティのダンス』だ。





ちなみに、リアリティのダンスは自伝を元にしています。
自伝なのに、そこで語られているのは、「私」ではなく「私以外」。

チリへ捨ててきた、家族でもあり、他者について。



ホドロフスキー自身が作ったマルセイユタロットの大アルカナには、人間が辿る魂の霊的な成長段階が描かれています。



私の人生は私のものだ、という経験を為尽くしてからでなければ、私の人生は他人のためにある、とは言えないものなんだろうと思います。



「私のために生きる」という自我を捨て去るために、『DUNE』の製作頓挫は大きく関係しているはず(推測)

現象的には失敗かもしれないけど、魂的にはOKな出来事だったのかもしれません。



その境地に行くまでには大変な思いもしたでしょうし、今でも自我のかすかな痛みはあるのかもしれませんが。



自分のために作る映画と他者のために作る映画、
この違いを感じてみたい方は、古いものも見てみると面白いと思います。







マルセイユタロット出没情報(個人セッション)

トナカイ 中野トナカイ 毎週金曜日 15:00~20:00
 クリック トナカイMENUはこちら
※ご予約は、om.ah.hum.star@@gmail.comまで@を1個消してメールくださいませ



すっきりと生きるヒントをじぶんで知る講座(講座)