手と口、どちらが先に動くか | コンサルティング会社の中のプログラマー

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ひょんなことからコンサルティング会社に勤める事になったプログラマーの孤軍奮闘記

エンジニアには2種類のタイプがいると思っています。

(1)手より先に口が動く人
(2)口より先に手が動く人



(1)手より先に口が動く人

・「自分がそれをできるか」よりも「それを知っているか」が重要
・実現するためには計画立てと予測が重要
・知り得た知識はウソではない、という意識から、自分の発言は断言する
営業側からの評価が高く、開発側からの評価が低い

(2)口より先に手が動く人

・「それを知っているか」よりも「自分がそれをできるか」が重要
・実現するためにはまずやってみることが重要
・正解は一つではない、やってみないとわからないという意識から発言を断言できない
開発側からの評価が高く、営業側からの評価が低い


(1)手より先に口が動く人は、大手ITや社内SEがいるような会社で重宝されますよね。
確実に仕事をこなす、丁寧な仕事。
ただ、実際に手を動かすとなると、遅い。とにかく遅い。
プログラマからすると「頭でっかち」の嫌われ者になりやすいタイプです。
一方、知識があって口が達者なので営業サイドや経営サイドの信頼は厚い。

(2)口より先に手が動く人は、ベンチャーやスタートアップで重宝されますよね。
ただ、無愛想であったり、口べたなので、大きい会社では営業サイドや経営サイドからの評価は低く、口が動くタイプのエンジニアにおいしいところを持っていかれる傾向にあります。
一方、仕事は速い。


自分は完全に(2)です。
ですので、(1)の人の発言を聞くと、イライラします。「偉そうにいいやがって、じゃあ、自分一人でやってみろよ。ベンチャーじゃお前のようなやつは使い物にならないぜ。」と思うのですが、逆に向こうからすると「そんなアマアマな考えじゃ、大きな仕事はできないぜ。」と思っているのでしょう。きっと。


あと、話をすると、この人はどちらのタイプか、だいたいわかります。
そして、同じタイプの人と、ウマが合う傾向にあります(経験談)。