こう言ってしまうと身も蓋もないんですけど…
村山由佳さんの作品って、やっぱこのパターン![]()
彼氏(またはダンナ)がいて、仕事もキッチリやるタイプのキャリアウーマン。
仕事も家庭も、ちょっとした障害はあるものの、世間一般的には順風満帆な生活。
しかし、ある時にある男性との運命的な出会いが![]()
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そこから彼女は、いけない、いけないと思いつつも心も身体もその男性に惹かれていく…![]()
果たして彼女は今の彼氏(またはダンナ)を選ぶのか、それとも新しい男に向かうのか。
誤解のないように申し上げますが、私は村山作品大好きですよ![]()
。
このパターンはかえって安心できるし、あの作品は元の鞘に収まったけど、今回はどうなる?って楽しみもあります。
ということで、今回もそうした村山ワールド全開でしたね。一気読み確実!
村山由佳さんの「ありふれた愛じゃない」
今回の主人公は、都内の高級真珠販売店に勤務する32歳の真奈。6歳年下の彼とは2年付き合って半同棲状態。
ある時、真奈は、社長の命令によりタヒチに黒真珠の買付けに行くこととなる。
そこで彼女を待っていたのは、まさかまさかの、10年前に付き合っていた「竜介」。
頭では拒絶しながらも、何故か本能的に竜介に惹かれていく真奈。
果たして彼女は今の彼を選ぶのか、10年前の恋人の元に走るのか?
どーです。分かりやすいでしょ?![]()
他に読んだ村山作品と異なり、今回の主人公、真奈は、社長からも「もっと固さを取れ」と言われるほどの堅物。
ですから、竜介に惹かれている自分に対し、過度なほど自分に腹を立てています。
タヒチで知り合いになる周りの人間からしたら、歯がゆくて仕方ない。そんな様子が上手く描かれていますね。
「オネエ」のバーテンダー、JOJOがいい味出してますよ。
クリス松村さんあたりが演じたらピッタリかも。
そう考えると、私の中での主人公の真奈は、波瑠さんのイメージです。
芯が強そうで仕事ができる、でも恋愛に対して不器用っぽい感じ。
余談になりますが、そうなると、真奈を目の敵にする、女性部長、渡辺は、是非吉田羊さんにお願いしたいですね![]()
ところで、村山由佳さんの作品には、結構ダイレクトな性的描写が描かれます。
それだけに「官能小説」として、男性の方がファンが多いのかな?と思いきや、やはり女性ファンも多いみたいですね。
まあ、本書は2か所くらいなんですけど、「ダブル・ファンタジー」や「花酔ひ」に至っては、ほぼ全編がセックスシーン![]()
これを女性が好んで読むんですから、男の目線からは驚きです。
しかも上述の通り、複数の男性との関係を描いているわけですからね。
そう考えると、世間一般では「不倫報道」真っ盛りで、世論的な批判も多いんですが、実は誰もがこういう運命的な出会いを密かに期待している??ってことなのかな。
そのニーズに、村山作品は見事に応えているのかもしれません。
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ありふれた愛じゃない (文春文庫)
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書名:ありふれた愛じゃない
著者:村山由佳
出版元:文春文庫
初版:2016年9月
紹介文(文庫本裏表紙より)
銀座の老舗真珠店に勤務する32歳の真奈。女性上司に敵視されつつも仕事は充実し、私生活では年下の恋人と半同棲生活を送っていたが、出張先のタヒチで彼女を待っていたのは元彼との再会だった。抑えようとしてもなお、二人の男の間で揺れる心。生命力溢れるタヒチが真奈を変えてゆくのか。珠玉の恋愛長篇。

