どうも、
 
 
デリバリーバイトで、NON STYLEの石田さん宅に行けるという奇跡に恵まれるも、その後すぐに二段階右折違反で罰金3000円取られて、なぜか一瞬、「石田のせいや」と思ってしまう器の小ささにびっくりしました、
 
ソーマです。
 
 
 
 
 

 
「あなたは人生をどう歩むか」
 
著 千本倖生
 
 
 
私が現在働いている会社の社長が、社員全員に買ってくださった本です。
 
 
私にとって、かなりの良書となりました。
 
 
印象に残ったことを書いていきます。
 
 
 
ミッションの重要性
 
最近は起業する人が増えてきて、起業に対するハードルが自分の中でも下がっていましたし、いつかは自分も自身の会社を持って何かしらのサービスを提供して、お金をきちんと稼いで自由に快適に生活していくもんだと思っていました。
 
しかし、「起業する」ということの重さと覚悟が必要なんだと感じさせられた。企業が長く続いていくためには、骨太のミッションが必要だということが何度も書かれていました。
 
そして、私利私欲が少しでも混じったような判断をくだす経営者とその企業は、必ず衰退するということも説明されており、私も納得しました。
 
 
そして、自分の中で強く太いミッションがあるのかないのかでは、仕事だけでなく人生単位でも密度の薄いものになってしまいがちだということも、この本を読んで感じました。
 
 
僕には現在、これといって、太いミッションが見つかっていないので早く見つけて、その達成に向けて奔走したいですね。
 
 
存亡の危機
 
本質的な議論が不足している日本企業。
考え抜く姿勢・力・習慣をどのようにして身につけるか。
 
「存亡の危機」をどれほど経験したことがあるかが重要。
 
この文にとても強い共感を覚えました。やはり、いかに自分を「やらざるを得ない環境」に持ち込めるかが大事だということを改めて感じました。
 
そのためにも、エネルギーのまだたくさんある若い時期に、企業や死ぬ気でやらなければいけない状況にどんどん入っていくことが重要だと感じました。
 
 
 
日本企業はウェットな関係
 
日本の企業は、社長が退任しても会長になったり取締役になったりと、いつまでもその会社に居座って実質的な影響力を持つことが普通らしいですが、海外ではそういうことはあまりないそうです。一度辞めたら、そこからは会社の方針や経営には口を出さない、出せないことが普通らしいです。
 
 
日本企業はウェットな関係。欧米企業はドライな関係。
 
会社が長期的に見て存続し続ける、社会に価値を生み出し続けるには、後者のほうが変化に順応しやすい組織を作りやすいので、向いているのは明らかです。
 
 
海外コミュニティへの浸透
 
 
これはかなり僕自身の実体験とも重なって、痛いところを突かれた気持ちになりました。
 
 
日本の大企業は、シリコンバレーへの出張や駐在を社員に行わせるが、それがあまり意味がないということ。
 
シリコンバレー側も、かなり迷惑しているということ。
 
 
なぜなら、ただただよそ者が来て、そのコミュニティに深く入ることもなく、外から観察して、コミュニティに浸透することなく結局数カ月で帰ってしまう。そしてまた同じような人が来ては帰っていく。
 
筆者は、コミュニティにもっと浸透して、根付いて、後まで続くほどの人間関係を構築することが大事なのだと述べていました。
 
 
僕自身も、オーストラリアでの1年間の生活でそのことに気づき、そして自分にはそれができるほどの強みもコミュニケーション能力も持ち合わせていなかったことに絶望したのを思い出しましたし、未だにその頃から成長していないような気もしているので、痛いところを突かれたという印象です。
 
自分自身の課題でもあります。
 
 
 
自分自身に向き合う時間を作る。
禅・瞑想・祈り
 
 
 
この本の最後の章では、千本さんが起業家としての人生を歩んでいく中で核となった、精神性の部分が書かれていてとても良い学びになりました。
 
 
起業家として、仕事に奮闘していましたが、一週間に一度はキリスト教会で神様と自分自身に向き合う時間を作っていたそうです。
 
 
まさに、瞑想や禅、祈りという、近年科学的にも効果が証明されてきていることを、かなり昔から実践されているということに驚きました。
 
 
僕も最近は瞑想する時間も全然取っていなかったので、これからまた時間取るようにしようと思いました。
 
 
 
Connecting the dots 
 
 
スティーブ・ジョブズの演説の中の有名な言葉ですが、この著書でも最後の締めに使われていました。
 
 
変化の激しい時代の中で生きる、繊細な若い人ほど、この言葉の真の意味を理解し、生活していくことが、個人一人ひとりにとっても社会にとっても、最良の結果を生むことになると改めて感じました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
偶然か、僕が近年感銘を受けてきた文化や考え方に近いことがこの著書に書かれていて、共感できる部分が多かったですね。
 
 
 
最近、読書量が増えてきたので、どんどん増やしてきたいですね。
 
 
 
 
では今日はこの辺で。