牡羊『彼の祖国の形をした男の横顔の浮き彫り』
蟹『毛深い鹿を先導する毛布に包まれた男』
天秤『新しい日の夜明け、全てが変わった』
山羊『成長と理解に対して受容的な人間の魂』
1で分割されて、分割で形成された特性が2で活動を始め、活動は周囲に影響や反応を生じさせる。そして3では活動していた特性に自身が呑み込まれる。
形(活動)に魂が宿る訳だが、魂が宿るまでには、繰り返し活動しなくてはならない。3は出産や生産、多産を意味する。3の生産品は、何かしらの意図で創造された創作品ではなく、活動の副産品を意味している。
2で特性がルーチンワークにならないのは分割直後で、まだ総体から分割されたことを恨んでいる、若しくは未練があるからだ。ヘリオの水星がこの心境をよく表している。太陽からの分割で活動の方向性が意識化された水星は、意識化された個性と残された無意識の領域が分断され、無意識は影となる。2の暗い感情は、この影から発生したものだ。
つまり2は総体から分割されたが、感情は割り切れていなかった。しかし3に移行して繰り返し活動することで、特性の活動そのものに喜びを感じる様になる。
3はヘリオの金星を表している。ヘリオの金星は大地母神にイメージされる生命とその活動や繋がりへの賛美、生命力に内在する輝きの肯定と歓喜など、文化的な意味を超越した超自然的な恍惚を意味する。
サビアンの解釈は、関係性に根差したルーチンな活動に自身が呑み込まれ、総体への意識を忘れる。総体への意識が忘れられている分、周囲に打ち解け、また活動に生産性があり周囲からも受け入れられる。
牡羊は自身の変化が周囲をも変化させる力があることを示し、蟹は関係性に根差した活動をすることで周囲と同じ立場に変わったことを現している。天秤は自身が総体への意識を忘れ、関係性に埋没し生まれ変わった様子を意味し、山羊はその変化によって魂の意識が総体という完成されたものではなく、関係性という不完全なものへ移行したことを意味する。