野球の実況をやります! | しゅんちゃんブログ

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明日、高校野球の実況をやります!!

長野県内全域のケーブルテレビ局の共同制作でそれぞれ放送します。

『第106回全国高等学校野球選手権長野大会』
7月7日 日曜日
第1試合(9:00~11:30)
佐久平総合技術VS茅野・阿智・蘇南
第2試合(11:30~14:00)
上田千曲VS松本工
県営上田野球場
長野県ケーブルテレビ協議会(上田ケーブルビジョン)
バーチャル高校野球
※なお、雨天の場合は順延で放送中止

7月に入って、今年も甲子園出場を目指す夏の高校野球の季節がやって来ました。
今年は長野大会から始まり、複数の高校野球地方大会を実況していきます。
今年は例年よりもスタートが遅いですが、試合を通して、高校球児がひたむきにプレーしている様子をしっかり実況し、そして、スタンドで応援している様子も含め、試合の模様を細かく伝えていきます。

改めて、高校野球の実況ができることを有り難く感じまして、感謝の気持ちでいっぱいです。

明日から行う長野大会の実況は、昨年も担当させてもらいまして、今年で4年目になります。
今回も県営上田野球場で実況することになります。
昨年までは長野大会からリスタートの位置付けで行っていましたが、今年はここからスタートになるので、最初が肝心のつもりで試合を伝えていきます。
昨年夏は上田西が優勝し、第1シードが甲子園出場を果たしました。
ここ数年は、長野県内では優勝候補に挙げられており、本命が前評判通りに力を発揮することになりました。
他校からのマークが厳しい状態の中で、実力を見せつけるのはとても難しいことで、プレッシャーを跳ね除けて勝ち上がることは凄いことです。
本命が出れば、甲子園でも勝ち上がれるのを楽しみにしてきましたが、開幕ゲームに登場し、ベスト4まで勝ち上がった土浦日大に延長タイブレークの末、惜しくも敗れました。
でも、互角に渡り合えたのはそれだけ全国レベルに近づいていることを証明しており、今後も楽しみであるのを実感しました。
今大会も組み合わせを見ると実力校や強豪校がノーシードに回るなど大会序盤から下剋上が起きそうな波乱含みの大会になりそうです。
今年も長野県内のケーブルテレビ20社の共同制作で長野県全域に放送されます。
視聴されている人が多いと思われるので、強く意識して、試合状況をわかりやすく伝え、細かなプレーは解説者にも上手く話をしてもらい、できるだけ試合の熱戦と観ていての心地良さを伝えられるようにしていきます。

長野大会は、今大会84校(73チーム)が参加しています。
今年も優勝候補がたくさんあり、昨年夏と昨秋の長野大会に優勝した上田西、今春の長野大会に優勝した東京都市大塩尻が一歩抜けていて、昨秋の県大会3位で北信越大会に出場し、夏37回甲子園に出場している松商学園、2年前の代表校で毎年強いチームを作り上げる佐久長聖があり、虎視眈々と甲子園出場を目指しています。
どんな展開で進み、どんな結末になるのか、そしてどのチームが代表校になるのか、一つ一つの試合がとても楽しみです。
今年も長野大会は1日2試合を担当することになっています。
第1試合は、佐久平総合技術と茅野・阿智・蘇南の連合チームとの試合を実況します。
佐久平総合技術は、昨年も担当し、奇しくも3年連続になります。
しかも、3年連続で1日目に登場して試合を伝えることになりました。
2015年に臼田・北佐久農・岩村田の工業科が統合して創立した学校です。
昨年夏は1勝して2回戦まで勝ち上がり、昨年からのレギュラーメンバーが5人残り、経験者中心で攻守の纏まりの良さで勝負します。
主将としてチームを引っ張る土屋が中心になって、今年は2021年に記録したベスト16を目指して、チーム一丸となっていきます。
今季は秋は未勝利で、春は1勝しましたが、どちらも県大会には出場することができず、この夏の大会では悔しさをバネにして、一つでも多く勝利することを目指します。
チームの雰囲気は他チームよりも熟知しています。
今年はどんな戦いで臨むのか楽しみです。
長野大会4年目にして、長野でも初めて連合チームの実況をすることになりました。
茅野・阿智・蘇南の連合チームで、3校とも長野県の南部(南信地域)に学校があります。
茅野は1942年、阿智は1951年、蘇南は1953年に創立し、それぞれに歴史がありますが、数年前から野球部員が少なく、連合チームとしてプレーすることを余儀なくされています。
昨秋・今春と南信連合として戦い、どちらも勝利を挙げることはできず、この夏の大会は茅野・阿智・蘇南の3校で初めて参戦することになります。
3校それぞれのユニフォームで戦いますが、この夏の大会に向けて、一人一人の技術も向上し、全体の底上げを上げてきました。
エースで主将の竹村が中心になって、違うチームが集まっても、チームワークを大事にして、勝利を目指していきます。
どんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。
共にこの夏最初の試合で、初戦はどうしても緊張や不慣れな部分が邪魔して力を発揮できないことがあります。
まずは早くペースを掴んで主導権を握りたいです。
第2試合は、上田千曲と松本工との対戦を実況します。
上田千曲は、上田市内にある学校で、これまで上田西・上田東・上田染谷丘と担当しており、これで4校目になります。
1917年創立の100年を超える伝統校で、甲子園出場は無いものの、これまで選手権長野大会ベスト4が1回(2010年)、ベスト8が5回と強さを見せていた時期もありましたが、最近は勝つことができなくなり、さらに部員数も減少して、今大会は登録人数の上限20人に満たない状態を強いられています。
少ない人数ですが、4月には8人の1年生が入り、そのうち1人がレギュラーを掴みました。
既存の2・3年生と力を結束してチーム力で勝負します。
今季は秋・春とも初戦で敗れてしまい、勝利がありませんが、主将の宮坂が中心になって、今一度チームを纏め上げて、ここ一番での勝負強さが発揮できるように、このチームでの公式戦初勝利を目指します。
今回も甲子園出場経験のある学校を実況します。
松本工は、1939年に創立の県立高校で、2010年には横浜DeNAベイスターズでプレーした柿田裕太投手を擁して甲子園出場しています。
その後も勝利はしていますが、なかなか強さをキープ出来ず、甲子園出場はおろか早期敗退もあって、上位進出できない状態になっています。
今年のチームは、投手中心の守りのチームで、投手を中心に粘り強く投げて、試合を作っていきます。
エース奥原は、力のあるストレートと多彩な変化球が武器で、上手く投球を組み立てて、テンポ良くアウトを積み重ねます。
守備でも内外野がしっかりしており、ここでも粘り強く守っていきます。
甲子園出場の時のような実力が突出した選手はいませんが、個々の選手がそれぞれの役割を持って、それを忠実にこなし、力を合わせて全員野球で勝利を目指します。
実はこの対戦、昨年夏の1回戦でも対戦しており、この時は12―1で松本工が勝利しています。
さらに2010年に松本工が甲子園出場を果たした際、準決勝で対戦していて、ここでも松本工が勝利を収めて甲子園出場を果たしています。
1年ぶりの再対決で、その時に出場した選手もいるので、今回はどのような結果になるのか、非常に楽しみです。

今年も長野大会の実況は全て1日2試合の担当になります。
ダブルヘッダーになり、実況するのは大変ですが、それ以上に実況するための準備です。
極端に言えば、実況の準備をして、当日の実況をやって、終わったら次の試合の実況の準備をする、これを約一ヶ月繰り返しています。
特にダブルヘッダーの場合は、4校分の準備をすることになり、準備で時間に追われる状態です。
でもこの準備を怠って臨むと明らかに準備不足が分かる内容の中継になってしまい、従って手を抜くことはできません。
おかげさまで自分は毎年、高校野球の実況を担当させてもらっていますが、出場する選手や父兄の方などは、大袈裟に言えば一生に一度のテレビ中継で野球をしているところが放送されるので、その人のためにも思い出に残るものになればと思って取り組んでいます(自分にとっても、一期一会で一つ一つの試合が思い出です…)。
準備するのは本当に大変ですが、実況の時は、準備することからは忘れて、目の前で行われている試合に集中しています。
終わったら、次に担当する試合に向けて準備を行っています。
準備したことが全て使えれば良いのですが、中継を仕切るディレクターやプロデューサーがおり、その人達の指示が絶対なので、事前に準備してもタイミングを逃して話せなかったり、そもそも話をするのに相応しく無い場合は話すことはできないので、話一つとっても難しいものです。
こればかりは実際に行っていて、そのタイミングを図って話すことになり、やってみないとわからないので、だからこそ、どんな状態でもスムーズに中継ができるようにするためにも準備は必要です。
以前のブログにも書きましたが、実況中継の90%は準備で、実況中継は、あくまでも試合の状況を伝えるのが最優先です。
試合だけ伝えるのではなく、準備してきたことの話ばかりにならないように、上手くバランスを取りながら、視聴者にわかりやすく伝わることを意識して臨んでいきます。
明日から毎日のように連日行うことになり、準備も大事ですが、体調管理(これが一番大事)をしっかりして、中継に臨みます。
ひさしぶりの長野大会の中継を楽しみながらやっていきたいと思います。

高校球児の素顔と甲子園をかけてのドラマを熱く伝えていきます。


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