明日、サッカーの実況中継をやります！！
☆『ＦＣ東京サッカー中継』
３月９日 土曜日
16:00～18:00
ＦＣ東京VSヴィッセル神戸
味の素スタジアム
調布ＦＭ 83.8MHZ
ＦＣ東京VSヴィッセル神戸
味の素スタジアム
調布ＦＭ 83.8MHZ
今年初めてのサッカー実況で、昨年10月末以来、実に４ヶ月半ぶりになります。
昨年から実況を担当させてもらっている調布ＦＭで今年もやらせてもらえることになり、有り難く感じています。
担当する試合は、一つ一つを噛みしめるように大事に行っていきたいと思っています。
今季のリーグ戦は半月前にスタートし、ＦＣ東京は開幕戦アウェイ・前節ホームで共に引き分け、勝ち点を１ずつ積み上げています。
良いスタートを切ったとは言えませんが、奇しくもＪ１は、開幕２連勝したチームが無く、これは19年ぶりの出来事で、首位の鹿島アントラーズで勝ち点４と混戦状態になっており、ここからはじまりのつもりで臨んでも十分に優勝争いが狙えます。
なので、ＦＣ東京としても次の試合が大事になってきます。
ここで今季初勝利を狙いたいところですが、次節の相手がヴィッセル神戸と早くも昨年のＪリーグチャンピオンとの直接対決です。
実はＦＣ東京の今季のリーグ戦の日程を見ると７節までは昨年のリーグ戦トップハーフ（９位以内）のチームが並び、ＦＣ東京としてはこの７試合でどれだけ勝ち点を挙げられるかに懸かります。
この２試合で結果を残している選手が、今季から加入したMF荒木遼太郎で、ここまで３得点（チーム全得点）と既に得点ランク２位につけています。
主にトップ下でプレーし、両サイドやトップの位置にも積極的に顔を出していて、非常に動きの良さと運動量が豊富な選手です。
スタートから期待以上の活躍で、次の試合でも出場するのは間違い無いので、どんなプレーを見せてくれるのか、そしてこの試合でもゴールを決めてくれるのか楽しみです。
中継でも「荒木」と紹介することはたくさんあると思うので、注目していきます。
そして他の選手も同様にボールを持っている選手を中心に選手名とどんな動きをしたかを明確に伝えることを最重視して、決して早口にならずに（遅すぎてもダメ）一つ一つのことを確実に伝えるようにしていきます。
ひさしぶりで緊張（小）と不安（大）でいっぱいですが、集中して堂々とやることを念頭に置いて、自信を持って務めてまいります。
改めて、今年初めての担当する対戦する相手は、ヴィッセル神戸です。
ヴィッセルの実況は、これまで、コンサドーレアウェイ戦中継やベルマーレ実況で何回か担当させてもらい、昨年夏まで在籍していたアンドレス・イニエスタが出場した時は気持ちが高まり、世界的スーパースターのプレーを実際に伝えられたことは、自分にとって貴重な経験になりました。
さらにダビド・ビジャ（スペイン）、ルーカス・ポドルスキ（ドイツ）、トーマス・フェルマーレン（ベルギー）の当時各国の代表クラスも在籍しており、イニエスタ同様にプレーの一つ一つが洗練されていたように感じられ、伝えられたことは思い出に残っています。
これらの選手をはじめ、国内外で代表クラスの選手を多く抱えていたことから『スーパースター軍団』の異名が付けられ、現在でも昨年リーグＭＶＰのFW大迫勇也、セレッソの顔からヴィッセルの顔に変わったMF山口蛍、ドイツでプレーしていたDF酒井高徳などの元日本代表などが在籍し、そんな実力者の力が結集して昨年見事にリーグ優勝を勝ち取りました。
選手の名前だけでも威圧感があるメンバーが揃い、連覇を目指して、今季も選手補強するなどチーム力が高まっています。
ＦＣ東京としては７連戦でここが一番の正念場で、ここで勝てるか負けるかで大きく分かれていくと思われます。
良い流れに乗っていくことにも繋がるので、そのためには絶対勝ち点３を取りたい。
昨年のホームゲームは国立競技場で行われ、後半ＡＴで勝ち越しゴールを決めながら、最後の最後に失点してしまい、悔しい引き分けに終わり、勝ち点２を削られました。
この時の悔しさは強烈に残り、リベンジするためにも明日の試合で是が非でも勝利したい。
いろんな思いが込められており、それをプレーでゴールを決めるというかたちを残してほしいです。
個々の戦力は、ＦＣ東京もヴィッセルもほとんどこわらないと思い、ＦＣ東京もこれからチームを背負って立つ若手から元日本代表のベテランまで実力者が揃っています。
あとはそれをどうやって戦術やシステムに落とし込んで機能させられるか。
両チームとも攻守の切り替えの早さと攻撃の仕掛けがかなり多く、激しい戦いになると予想されます。
試合展開も大きく左右され、リードを奪って最後まで守り切れるかも大事になります。
とにかくＦＣ東京に良い流れと優位な展開になるのを期待します。
これまでの対戦成績は27勝15分12敗とＦＣ東京がリードしているので、このあたりも活かしていければと思います。
今年もＦＣ東京サッカー中継は、解説者と一緒に進めて行きますが、明日は昨年まで担当していた湯浅理平さんではなく、ＦＣ東京などでプレーしていた尾亦弘友希さんと一緒に行います。
尾亦さんは、ＦＣ東京のアカデミー出身で、2002年からトップチームに昇格し、当時はサイドバックの選手でした。
しかし、選手層の厚さなどの影響で、試合出場はリーグ戦１試合のみで、2006年からプレーした湘南ベルマーレで頭角を現し、2008年に移籍したセレッソ大阪ではＡＣＬ出場を果たし、2012年からはアビスパ福岡でもプレーし、2014年３月に現役引退。
その後はＦＣ東京普及部コーチをはじめ、地域リーグのコーチや監督を歴任しました。
実は東京都杉並区出身で、1999年から2002年まで明大前の最寄り駅の高校に通っていたことに驚きました。
自分もこの期間は学生で、明治大学に通学していたので、ひょっとしたら知らないところですれ違っていたかもしれません。
さらに現在、早朝に朝活サッカースクールのコーチをされていて、その活動場所が下高井戸運動場だそうで、自分も大学時代に野球サークルに所属し、活動場所の一つが同じ場所だったので、なんとなく繋がりがあるのを感じました（個人的にですが…）。
まさに袖すり合うも他生の縁です。
明日の放送ではそんな話もしていけたら…、個人的な話なのでできませんが、尾亦さんのサッカー観でプレーの詳細を引き出して伝えていければと思っています。
この番組では必ず解説者がいるので、試合の状況を伝えることが最優先ですが、解説のコメントもリスナーやサポーターとしては気になるところなので、とにかく尾亦さんと上手く連携を取って進めてまいります。
ある意味で楽しみにしているので、いつものことですが、サッカー中継ができることに感謝し、楽しんで伝えていきたいです。
自分でできることはほぼ完璧にして、明日も準備したことをそのまま出せるよう、そして気持ちを高めて、気持ちを込めて、試合を伝えていきます。
調布ＦＭを聴いているＦＣ東京のサポーターよりも熱く、白熱した試合展開とスタジアムにいるサポーターの歓声などをできるたけ多く伝えていきます。