この世界には
わたししかいないはずなのに
注意散漫だ。
もっと深く
もっと沈んで
静かに
今週始まって
なんか外へ出かけてばかりいて、
週中ごろからは
ものすごく眠くて
仕方なかった。
そして今
宇多田ヒカルの『Time』を
延々リピートで聴いてて
ぐるぐるして気持ちいい。
気に入った曲があると
延々リピするけど
なんでも
飽きるまで味わうタイプわたしは。
わたしはこういう風に
音そのものと一体感になる感覚とか
がものすごい気持ちいい。
一体感を感じることそのものが。
身体の感覚。
身体で感じることが好き。
旅もそうだよね。
知らない道歩くだけで
満たされる。
普通の道でも。
だから目的いらない。
味わうだけ。
乗り物に乗っている感覚を味わうだけ。
スピードを感じるだけ。
受け手のわたしが
スピードが早いことが苦手なだけ。
南の海に行って、
何もしない。
ただキラキラしてる海の表面を
見てるだけ。
ただそこで風を感じてるだけ。
たまに本当に自分て何をしてるんだろうって
本当に暇な人間だな。
って自分のことを
思う時がある。
なんでこんなにいつも暇なんだろう。
子供の頃から
いつか忙しくなるんだろうと
思いながらここまで来てる。
でも、
きっと忙しくなることなんてないのだろう。
ただ味わえばいい時に
頭の中が動き始める。
そうするとせっかく手に掴めそうな感覚が遠ざかる。
わたしはそれを掴みたい。
掴んで味わいたい。
