キャンプで高い適応能力を発揮してきた田中将だが、一方で今後の課題も見えはじめてきた

キャンプで高い適応能力を発揮してきた田中将だが、一方で今後の課題も見えはじめてきた。

　楽天時代からの決め球でもあるスプリットはオープン戦でも多投しているが、メジャー公式球は日本の公式球に比べて縫い目が高く、滑りやすい。強く握ろうとする分、スプリットを投げる際の肉体への負担も大きくなる。長丁場のシーズンを見据え、キャンプではカットボールにも磨きをかけるなど、メジャー仕様の投球を模索する姿も垣間見えた。コンディションなどによってスプリットの精度が落ちた場合の“第二の決め球”は、長丁場のシーズンには危機管理の面からも必要になる。