イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

ミスターイーグルスとして親しまれてきた東北楽天の礒部公一外野手(35)が27日、引退を表明した。仙台市の球団事務所を訪れ、米田純球団代表に意向を伝えた。同時に来季の野手担当のコーチ就任を打診され、受諾した。

 礒部は、9月下旬に戦力外通告を受けた後も現役続行を希望。移籍先を探ったが不調に終わった。「2年前から思うような働きができずにいた。そろそろ潮時と思った」と引退の理由を説明。「縁のある球団で若手の育成をしたい」と指導者としての決意も示した。

 東北楽天での一番の思い出は2005年4月1日、西武との本拠地開幕戦で打った球団第1号本塁打という。「(一回に)先頭打者で打ったし、記憶に残る」と振り返った。

 礒部は1997年に近鉄に入団。近鉄とオリックスの合併に端を発した04年の球界再編で、近鉄の選手会長として労使交渉に当たった。近鉄の消滅に伴い新規参入した東北楽天へ移籍し、初年度の05年から2年、初代選手会長を務めた。

 今季の出場は8試合。通算成績は1311試合、打率2割8分1厘、97本塁打、517打点。