「医食同源」という言葉があるように、食事には健康を司る大きな役割もあります。薬に頼ることなく、材料の持つ栄養素や効能を利用して、ちょっとした不調の解消に役立てることも可能です。
このところ毎日暑い日が続いていて、夏バテの方も多いと思います。夏バテに必要な栄養素はビタミンB1で、食欲増進作用のあるものが理想的。豚肉、しょうが、青じそ、梅干し、枝豆、にんにくといった素材が好適です。
<夏バテ対策メニューの一例>
梅しょうが混ぜごはん 豚肉の香り焼き 枝豆の塩ゆで
8月になると、夏の疲れも蓄積されてきます。疲れには山芋、胚芽米、酢、パセリ、ほうれんそう、ごまなどが良く、ビタミンB1と代謝を促すアミノ酸の補給が肝心です。しっかり食べて、しっかりと疲れを取りましょう。
<疲れ対策メニューの一例>
マグロの山かけ丼 ほうれんそうのごま和え
うだるような暑さが続くと、食欲不振になりねません。夏バテも疲れも、食欲不振がそもそもの原因の一つですので、しっかりとした対策が必要です。食欲不振には胃液の分泌を増すものとビタミンB1が必要。豚肉、ねぎ、セロリ、赤唐辛子、酢などで補いましょう。
<食欲不振対策メニューの一例>
豚しゃぶキムチ セロリのきんぴら ねぎとしいたけのレンジ煮
疲れがたまると体調を崩しやすいので、風邪にも注意が必要。夏風邪は長引くので、早めの対策が必要です。風邪ぎみかな?と感じたら、ねぎ、ブロッコリー、モロヘイヤ、しょうが、白菜など、ビタミンAとビタミンC、発汗作用のある素材を選びましょう。
<風邪ぎみ対策メニューの一例>
モロヘイヤスープ 豆腐のしょうがあんかけ 白菜と豚しゃぶ鍋(ねぎ・しょうがの薬味)
おいしく食べて健康になりましょう!