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山口県などで6人が死亡、11人が行方不明となった豪雨で、自衛隊や県警などは22日朝、大きな被害が出た同県防府市を中心に行方不明者の捜索を再開した。土砂崩れで3人の死亡が確認された同市真尾の特別養護老人ホーム「ライフケア高砂」では、入所者や近くの住民ら計6人が行方不明になっているほか、車二十数台が土砂に埋もれた同市下右田の国道262号でも、住民ら計3人の所在が分からなくなっている。
 陸上自衛隊山口駐屯地によると、21日は自衛隊員108人と地元消防団員らが同ホームで救助活動などに当たったが、1階ロビーや食堂にはソファや車いす、家具などが散乱し、土砂が50~60センチ積もっている状態。加えて、同ホーム北側の川が決壊し、屋内に濁流の一部が流れ込んでいたという。「水流で足を取られ、2次災害が起きかねない」として、同駐屯地などが同日午後8時で活動を中止したほどだった。