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◆楽天・久米島キャンプ(8日) 楽天・野村克也監督(73)が8日、田中将大投手(20)に「15勝したら好きな時計をやる」と、異例のニンジン作戦を決行する意向を示した。

 気合がほとばしる。NPB・加藤良三コミッショナー(67)が熱視線を送る中での“御前投球”。田中はマイペースを貫き、力強く右腕を振った。WBC使用球を操り、充実の86球。投球後は野村監督が歩み寄り、捕手役の野村克則バッテリーコーチ(35)と3人、笑顔で内容を振り返った。

 「オレのクビは君にかかっていると言っておいた。辞めさせたいなら、いいかげんでいいけど。今年は監督と楽天の命運は、彼が握っている。『15勝3敗だぞ』って言っておいたよ。15勝したら、好きな時計を持っていっていい。早く持っていかないと、カツノリにとられちゃうよ」昨季は9勝7敗の若武者に、強い期待を口にした。

 ノムさんは高級腕時計のコレクター。ジェイコブなど高価なものでは1000万円近い名品を所有する。「ダイヤ入りとか金のが多い。オレも狙っているよ。財産にしないと」と克則コーチ。時計好きのマー君も「金のはまだ、いいです。品定めしたいですね。そんなに期待されているなら、裏切らないようにしたい」と素直に発奮した。師弟愛で結ばれた2人が今季、勝負の時を刻んでいく。