調べでは、この部員は1日午前8時20分ごろ、東武東上線の和光市-成増駅間の上り電車内で、前に立っていた女子高生の体を触った疑い。容疑を認めているという。成増駅で女子高生が腕をつかんでホームに降ろし、駅員に引き渡した。部員は埼玉県川越市の合宿所から東京都文京区のキャンパスに授業のために向かう途中だったという。
大学によると、陸上競技部の監督らが事実確認をしたうえで1日付で退部処分にした。箱根駅伝の出場については主催者の関東学生陸上競技連盟と協議して決めるという。部員は同駅伝の選手には選ばれていないという。
東洋大陸上競技部は部員107人。箱根駅伝に66回出場し、大学陸上界の名門として知られる。川野祐司部長と川嶋伸次監督は連名で「被害者の方には大変なご迷惑をかけ、おわび申し上げます」とのコメントを出した。【佐々木洋、古関俊樹、神澤龍二】