夜中の12時を過ぎていたと思う。
シンとテレビを見ていた。
「俺もやってみたい。」
…あぁ…
始まってしまった。
シンは1度言い出したら聞かない。
実行するまで気が済まない性質なのだ。
拒否しても無駄だとは分かってはいるが、その言葉を許してしまったら最後。
恐ろしい結果が待っていることは、火を見るより明らかだ。
彼の顔を見ると、目がキラキラ輝いている。
もう止められそうにない。
「絶対に嫌だ。」
一応、私自身の意思も明確にしておく。
だが、この反論がシンの欲求を煽ってしてしまうのはいつものこと。
しばらく、やりたい。ダメ。の押し問答が続いた。
もちろん結果は私の負け。
私に山の神が降臨した。
