まだまだ十分活躍できているとは到底思えませんが、一応、トレーナーらしい仕事はやれつつあると思っています。
実は今年から大きく仕事を変えていく予定なのですが、大きな転換期という事もあって、ちょっと昔を思い返してみました。

20歳の頃です!
自分で言うのもなんですが、結構かわいかったです。(こんな時代もあったのです)
26年前、エグザス(現コナミ)でアルバイトでインストラクターをしてた時代です。(ご存じの方は、時代を感じるユニフォームですね・・・)
当時、私が行ってた学校は経済学部で、トレーナーとしての何の専門知識も無く、ただ本当に筋トレを趣味でやってただけなのでしたが、趣味をアルバイトにしたくて面接を受けました。
今だから言えますが、アルバイトの採用面接でマネージャーからの一言目が、
「ちょっと脱いでみて」

でした・・・、
そしてすぐに、
「オッケー、何曜日に入れる?」
でした。(^_^;)
そして、スタッフルームに通されて、みんなに紹介されたのが、
「この子、今日から採用の清水君。 ボディ、いいよ!」
でした。(^_^;)
今思えば冗談みたいな時代です。
しかもその頃のフィットネスクラブでは、本当に何の研修も受けずに現場に出されたのを覚えてます。面接の翌日には現場に立ってました。

こわいですねぇ・・・
で、
一応、自分で筋肉の名前とかは興味があったので勉強したりしました。
友達に、覚えたばかりの筋肉の名前を自慢げに話してはうんざりされていたのをよく覚えてます。
で、インストラクターみたいなつもりになってました・・・
20代前半の話しです・・・
そして、それでもやっぱり勉強したいという願望があって、本屋に行って最初に買ったのがこの本でした。

何の予備知識もなく、吸い寄せられるよう本棚からこの本を選んだのですが・・・
(かなり有名な本だと後で知りました)
まったく、
まったく、
まっっったく
理解できませんでした・・・
20歳の私が独学をするには難しすぎました・・・
で、勉強を辞めました。
この本は自分には合わないから辞めよう!
と思って、もっと簡単な本を探したのです。
今思えば、その後で恐ろしく簡単な本を探して勉強しましたが、これが本当におもしろくて、のめりこむように勉強したのを覚えてます。
実は、今の私の考え方の原点はここらへんにあったと自負してます。
合わない勉強方法では伸びない。
どんなに名著でも、自分にとってつまらないテキストでは勉強にならない。
関心の持てない事を勉強しても頭に入らない。
その後、
自分で勉強する中で、どうしても知りたい事を追求して勉強するようになると、初めてそこで
基礎知識の重要さ
に気づき、そこで改めて基礎に戻って勉強するというスタイルになって行きました。すると基礎がとても面白く感じられるのです。
そんな勉強方法を1年くらいやった時、ちょっとしたきっかけで「健康運動指導士」の試験を受ける事になったのですが、

(今でも私の本棚の真ん中にドカンと居座ってます)
「こんな簡単な試験があっていいのか・・・・」
と思うくらい簡単でした。
この話のポイントは、「私は専門教育を人から受けたわけではない」っていう事なんです。
関心が持てて、追求したいという気持ちになれば、例え独学でも基礎を覚える事は実に簡単なのです。
実は、その15年後、某スポーツトレーナー養成専門学校で私が教壇に立つようになった際、その学校では運動生理学で上記の本がテキストで使われていると知り、何か因縁めいたものを感じました。
その時、この本を15年ぶりに読んでみて、
なんだ、こんな簡単な事が書いてあったのか!
と思ったのを覚えてます。
ものすごく基本的な事が書いてあっただけなのです。
で、同時に思いました。
なんでこんなに難しい書き方をするんだろう・・・
それ以来、
私が講義に立つときは、
「トレーナーの知識を身につける事は、こんなに面白い事なんだ!」
と思ってもらう事を最重視してきました。
関心さえ持てば、勉強は進み、頭に入るのです。
さて、ここからは宣伝です!
こんな私の経験談も含め、
2月22日にセミナーを開催します!
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「トレーナーとして生きていく法則」
私の師匠でもあり、同士であり、古き友人でもある坂詰トレーナーと、
いわば異母兄弟という位置づけの澤木トレーナーとのトリプルセミナーです。
このたび好評につき、
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できましたので最後の告知です!
私が担当するパートは、
人が10年かける勉強を3年で身につけるには!
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坂詰トレーナー、澤木トレーナーも
相当興味深い内容
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是非、ご参加ください!
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