アスリートの体幹トレーニング | 清水忍の「インストラクションズ」   

2月下旬発売の「ターザン」の撮影をしてきました。


今回、私が担当させていただいた企画は、

アスリートのリアル体幹トレーニングのご紹介
です。


体幹という言葉が世に出てからしばらく経ちますが、

ちょっと独り歩きを始めている感覚もあり、

ちょっとしたメッセージも含めてエクササイズをご紹介してます。


私が提唱する「体幹」とは、

中心軸を意識し、コントロールしながら四肢(手・足)を自由に動かせる能力
です。
決して腹筋を固める事ではありません!!!


今回は、私がトレーニングを指導させて頂いている、

埼玉西武ライオンズの菊池雄星投手

に実際にやってもらっているエクササイズを紹介しました。

残念ながらその内容は「ターザン」の発売日までお知らせできないのですが、

それはそれはキツ~イ内容です。
( ̄□ ̄;)!!

下の写真は先月に沖縄でトレーニング合宿をしてきた時のワンシーンです。

 
こういうトレーニングが「体幹」の代名詞ですが、

それも当然やりますが、

大切なのは、
 
このくらいの軽い重量のスクワットで、体軸をコントロールしながら、ブレずにゆっくり立ち上がれる能力です。

このスクワット、完全しゃがみこみ姿勢で、できるだけ上体を起こして、無反動でジャッキみたいに立ち上がるのです。膝の負担は全く心配ありません。詳しくはご紹介しきれませんが、雄星投手は極めて上手なフォームでできているので心配ないのです!

このフォーム、体幹の安定が無いと出来ない種目です。

下肢強化を狙ったスクワットなら、雄星投手はそれはそれはすごい重さでスクワットをやりますが、あえて重量を下げて体幹をターゲットとする事で、強化した下肢と体幹を連動させる筋力発揮ができます。



 
このデッドリフトも同様です。

一般にデッドリフトは脊柱起立筋、大臀筋、ハムストリングスあたりをターゲットにしますが、

このデッドリフトのターゲットは「僧帽筋と広背筋」です。
ここがきっちりと効いていれば、否が応でも体幹は安定するのです。詳しくは書ききれませんので省略します。
すなわち、体幹が安定している状態で、何かの動作が出来る事を目指すわけであり、決して腹筋を強くする事が目的ではないのです。


さて、今回のターザンの撮影では、横浜リゾート&スポーツ専門学校2年生の島津君にアシスタントをやってもらいました。



島津君、僕とどっちがコーチかわからないくらいのルックスですねぇ~。(T_T)

イケメンに生まれてきたかった・・・


撮影は超順調で、すいすい進行し、時間が余ったので、島津君をしごいてあげました。

片足持って、腕立て伏せやってます。

 片足持って、片手で支えてます。

この種目はあくまで島津君への「しごき」でして、ターザンに掲載される実際のエクササイズはとっても合理的で、アスリートにとって極めて有効なエクササイズになってます。
雄星投手は、あれを軽々やりきるので、本当にすごいです!!

2月21日発売の「ターザン」をお楽しみに!