友へ
友へ
君は私が知らない間に旅立ってしまった。
いや、私が会いに行かなかった間と言った方が正しいか。
君が最後に残した言葉は後になって知った。
その中に私の名前も含まれていた。
嬉しい気持ちと共に、悔しい気持ちが込上げてきた。
どうして会いに行かなかったのかと。
でも後悔しても君は既に旅立ってしまったのだから。
今できる事は、君が好きだと聞いた曲を聴くこと。
でも直ぐに手に入るのはこれが精一杯。
曲の歌詞が君と重なる・・・
こんなに泣いたのは生まれて初めてかもしれない・・・
君は私の数少ない友のひとり。
君の本当の顔も声も知らないけど、
君という存在に私は惹かれていた。
君と交わした言葉は決して多くは無いけど、
一緒にいてとても楽しかった。
私は君を忘れない。
だから安心して旅を続けて欲しい。
もし私の近くに寄ったのなら、
遠慮なく訪ねて構わない。
たとえそれが夢の中であっても。
