食事も3食
口から
ペロリと
食べられるように
なった息子
体力も
回復してきて
部屋中を
歩き回る息子
部屋を
ガチャガチャ
開けようとする息子
おもちゃで
遊べるよに
なった息子
椅子の上にも
何もつかまらずに
ひょいっと
乗れてしまう息子
そして
ちょうど
その椅子に
ひょいっと
乗った時に
先生が
病室に
入ってきたのです
先生は
息子が
廊下を歩いてる姿を
見た時も
目を真ん丸にして
「日々の回復に驚いています」
と言って
いただけたけど
この椅子に
ひょいっと
乗った姿を見て
またまた
驚いていた
顔をしたのです
そして先生から一言
「家で診るように考えなおしてください」
と言われたのです
多分
何でこんな
元気になれたのに
施設なんだ
子供を見捨てるのか
何てひどい親なんだ
と思ったのかな
わかってる
息子が
障害児に
なってしまった
からと言って
施設に
預けるなんて
何て
無責任な母親なんだ
って自分でも
わかってる
でもどうしても
受け入れれない
目の前にいる子は
私の知ってる
息子ではない
私の知ってる
知らない
関係ない
私が
産んだ息子って事は
わかってる
でも
受け入れられない
いきなり
障害児を
育てるなんて
できないよ
6歳まで
元気に
成長してきて
いきなり
障害児に
なってしまって
いつ起こるか
わからない痙攣とも
闘って
いかなければいけない
そんなの無理だよ
私はまた
悩み続けたのです