2年間の終わりは、やっぱり長かった。
昨年のプレーオフの記憶が甦る。
同じアディショナルタイムの8分、同じ権田選手の負傷による沖選手の交代出場。
更に、相手より1人少ない人数で戦う状況。
ネガティヴに考える要素はたくさんあった。
しかし、それを選手たち全員で振り払ってくれた。
仲間が得点へとボールを繋ぎ、仲間のミスは仲間がカバーする。
サッカーがチームプレーであることを再認識させられた試合だった。
そして、エスパルスを昇格させてくれたメンバーを、エスパルスファミリーはきっと忘れないだろう。
プロの世界は厳しい。
これからフロントも、選手や他チームと交渉して行くだろう。
おそらく来年のメンバーは今年と同じではない。
だからこそ、この険しい道のりを一緒に登ってきた今のメンバーで、昇格だけでなく優勝を分かち合いたい。
エスパルスの長い歴史の中で、リーグ優勝は一度もない。
「あのJ2でのリーグ優勝があったから」
と言われ、エスパルスの歴史に名を刻む選手になって欲しい。
ホーム2連戦。
ここへきて自力優勝ができる位置に戻ってきた。
そこが本当の意味での「戻るべき場所」だ。
選手たちは自分の価値を見せつけるために、今シーズン一緒に戦ってきた仲間と一緒に、シャーレを掲げて欲しい。
エスパルスファミリーの一人として、ボクも精一杯、アイスタで後押しをしたい。